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2020年03月09日14:33

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遠い記憶のミロ

“食べるミロ”お菓子を6年ぶり日本国内販売
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=6001860

我輩のミロ初体験は幼稚園ぐらいだったでしょうか。
ロボアニメや特撮ヒーロー(再放送も含む)を見ているとCMが流れて、「強い子のミロ」という触れ込みで「これは子供が飲んでもいいコーヒー的なサムシング」というイメージでした。「麦芽」がどうこうとCMでは言っていましたが、幼児だった我輩の脳内辞書にはそんなワードはありません。「バクガ」ってなんじゃ?「バク+蛾」という怪獣的なものを想像するくらいしかできません。

「強い子」 これは、チビッ子本人より親御さんにとって魅力的なワードかもしれません。
これを飲ませさえすれば、いかなるモヤシっ子も力道山のようなボディに改造されるであろうという錯覚を生ませる感じですね。
我輩の母は、こうしたキャッチにすこぶる弱く、ねだりもしないのにミロを買ってきました。なお、我輩の生まれたときの体重は平均をはるかに凌駕する4140グラム。何の心配もねえガキなのに。
ミロの効果なのか、ありがたいことに健康体ではありましたが、副作用で「気の強い子」にもなってしまいました。

現在市場にでまわっているものがどうなのかは、しばらく買っていないのでわかりませんが、発売間もない頃のミロは全然ミルクと混ざらないものでした。その数年後にちょっと流行した「魔法の砂」みたいな状態です。
沈殿してアメ化する粉末と、いつまでも表層に浮かんだまま溶けない頑固な浮遊大陸、中層に漂うダマ。

そして飲み終えた後に確実にカップに居残る融解不全のドロドロ物体。
母はそこに熱湯を注ぎ、「溶かして全部のみなさい」と言いました。
ダマ混じりとはいえ、濃厚なミロを味わった直後に、黎明期のデニーズみたいな激うすアメリカンを強いられるという・・・。

我が家ではそのミロ1瓶が最初で最後のものとなりました。理由の大半はダマのせいですが、野菜や小魚を食ってれば良いんじゃねえの的な結論に至ったからかも。



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