3月8日(日)
映画「ジュディ 虹の彼方に」(原題:Judy Garland: The end of the rainbow)を観ました。
波乱万丈の人生だった女優&歌手のジュディ・ガーランド(ライザ・ミネリの母)の、最後のロンドン公演を軸に描く映画です。
レネー・ゼルウィガーがアカデミー賞主演女優賞&ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞。
納得の演技です。
痛々しいジュディの姿が印象に残ります。
レネー・ゼルウィガーといえば、映画「ブリジット・ジョーンズの日記」でぷっくらしたた女性を演じていましたが、今作では役作りでやせ細っています。別人のようです。歌も魂に響きます。
ジュディはロンドン公演の半年後、47歳で短い生涯を閉じます。睡眠薬の過剰摂取。自殺とも言われています。
ジュディはバイセクシャルで、LGBTの間ではアイコン的な存在です。「レインボーフラッグ」が同性愛者の間で象徴的に使われますが、ジュディの「虹の彼方に」からの由来です。残念ながら今作はこの点についてはまったく触れられていません。
◇ストーリー
1939年。ジュディ・ガーランドは17歳でハリウッドでミュージカル映画「オズの魔法使い」で主役のドロシー役で大ブレイク。天性の歌とダンスのセンスが素晴らしい。彼女の父はホモ、母はステージママ。ジュディは大人たちの戦略で「隣の女の子」というコンセプトで売り出される。睡眠時間は1日5時間、太りやすい体質のジュディは、チキンスープを飲み、薬物(痩せる薬:覚せい剤)を与えられ、ショービジネスの世界で生きていた。大人になり、4回の結婚と離婚。3人の子をもうける。過剰薬物摂取とうつ病を発症し、ジュディは舞台に遅刻したり自殺未遂をするなど次第に社会的に不適応となり、破産し、子供は結婚3度目の時の夫シドニー・ラフトのもとへ。1968年冬。誘われてロンドンへ仕事を求めて出かけ、NYで出会ったミッキー・ディーンズと5度目の結婚をする。華やかな日々が舞い戻るが・・・
監督:ルパート・グールド
出演:レネー・ゼルウィガー、ジェシー・バックリー、フィン・ウィットロック、ルーファス・シーウェル、マイケル・ガンボン、ダーシー・ショー、ロイス・ピアソン
ログインしてコメントを確認・投稿する