昭和58年、俺は某私立大学の附属高校に入学した。ちなみにMARCHの附属である。
なぜ附属に?そう、当時の俺は何も考えずにそこへ入学したんです。
将来は医者になれたらいいなあ、という夢だけはボンヤリとあった程度。
高校なら進学校でも附属でも一緒でしょ? 推薦で上の大学行くの嫌なら受験すればいいんじゃん、そんな程度の認識しかなかったんです。
が、この選択が自分にとって大きな間違いだったことに、後になって気付くことに・・
***入学して
初めて自分の教室に入りビックリしたこと、それはクラスの半分の連中が附属中学からの進級組だったこと。
俺はそんなことも知らずにいたんです。
だから既にグループができあがっていて、そいつらが子供みたいに大騒ぎしてはしゃいでいる様子に非常に違和感を感じたのであった。
俺「なんか違う・・・」
自分の思い描いていた様子とのあまりの違いに、この高校に来て良かったんだろうか?
そんな漠然とした不安感に襲われ、それは後々俺を苦しめることになるのである。
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