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2020年03月01日16:14

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【17】堀内彩花「アルバム発売記念ワンマンライヴ『樹の唄』」

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2020.2.29(SAT) 18:08〜19:33
at ラペーニャ

1st STAGE 18:08〜18:39
M1.むかしむかし あるところに
M2.ありふれたことばで
M3.ささくれ
M4.ハンカチの唄
M5.Rosinca

 M1 Vo
 M2〜5 Uku、Vo:堀内彩花


休憩 18:39〜18:53


2nd STAGE 18:53〜19:25
M1.春呼節
M2.よいぐち
M3.Blue Sky
M4.木の唄

 M1 Pf、Vo
 M2 Uku、Vo
 M3 Uku、Vo:堀内彩花
       Vn:江刺里花
      Per:安部わたる
 M4 Pf
   Vn
   Per



Encore 19:25〜19:33
EN.Blue Sky

 Uku、Vo:堀内彩花
   Vn:江刺里花
   Per:安部わたる
   Cha:上村一彦



ほーりーこと堀内彩花の、初アルバム『樹の唄』発売記念のワンマンライヴ。
世の中で蔓延している新型コロナウイルスを防ぐため、
入場時にアルコール入りウェットティッシュで手を拭き、
洗面所でうがいする事を協力いただく、いわば“厳戒態勢”での開催となった。

18時少し過ぎにスタート。
「お待たせいたしました。世の中の色々な状況の中、足を運んでいただいて
 有難うございます。音楽をやって10年ぐらい経ちますが、
 ようやく初めてのアルバムを出すことになりまして、今日はお祝いパーティーです。
 のんびりと。春でも冬でも無いような半端な季節、そして4年に一度の
 ズレを修正する日に。“狭間”感を楽しんでいただければと思います」。

1曲目はアカペラで『むかしむかし〜』をアルバムより。
続いて『ありふれたことばで』をウクレレ弾き語り。

「今回のアルバムを創ろうと、私が言い始めたのは2年前でして。
 で、何曲か創ったあとに、私がやる気が出なくなってしまって。
 寝かした曲があるんですけど・・・いい感じに発酵して(笑)くれてるな。
 綿密に今日の計画練った割に、すごく緊張してまして。
 ライブ前、緊張を超して眠くなるんですけど。(今日は)眠くならなかった。
 ずっとハイな感じ。まずいぞ、何かが起きるかも知れない」。
3曲目『ささくれ』もウクレレ弾き語り。

「今年の唄い初めというか、演奏始めは、長野で音楽教室というか
 子供向けの音楽教室をやっている方が居て、
 そこで落語の方とセッションという感じで、いろいろ持って行った楽器で
 演奏してきたんですけど、1曲唄わせて貰ったんですね、この曲(ささくれ)を。
 そしたら子供が、何で唄ってる時に目をつぶって笑ってるの? って。
 そういえば私、そこで知って。なんでだろう? と思った。
 その時は、楽しいからだよ。ってとりあえず。
 こうなんだろうな、って大人って済ませちゃうけど、本人に、何で? って
 訊けるって凄いな、と思った。素敵なパワーだと思う」

「あんまりライブでやったこと無かった、あんまり出番が無かったけど
 今回アルバムに見事入りました」4曲目『ハンカチの唄』。

「今回のアルバム・・・多く語らない方がいいんですかね。作品って」
「聴いてる人の置かれている環境が干渉してくる。シャットアウトしない。
 ちょっと実験的になっている。もうちょっと創り込めるけど、
 敢えて隙間を残す感じに。その人の置かれている状況で
 曲の表情がきっと変わる・・・ライブと一緒ですかね、カラン、とか」
「若者風に言うと、良さみがマジ卍・・・本当に使うんですかね?マジ卍」
会場から「もう古いらしいよ」に、「あー、いただけない情報をいただきました。笑」

「1部最後の曲やって、一回休憩を戴きます。2部に向けて、英気を養って戴ければ」。
「アルバムに入ってないんですけど、大事にしている曲」。
5曲目『Rosinca』「という女の子の唄・・・こう言う日だからこそ
 裏話とかしたら面白いか。ロジンカは、インカローズの別名で、
 パワーストーン的に云うと、恋愛成就の石。
 すがられてる石がどんな気持ちだろう、って思って。笑
 幸せって物にそれぞれが感じる物を考えながら創った。長い、なんせ」

「それでは10分少々、休憩を戴きたいと思います。いっぱい飲んでね☆」


15分強、休憩を挟む。


「それでは、第2部を始めます」
第2部1曲目は、アップライトピアノを使い『春呼節』。
「アルバム用に新しく書き下ろした、はるよぶし。日本の、農作業・・・仕事唄
 古来からいろんな土地である。手馴染みが良い。私は農家の出では無いですけどね。
 ちょうどアルバムに曲を、と言う時に台風19号が来てね、
 私もボランティアで現地に行きましたけど、普段何気なく通ってたりんご畑、
 樹が裂けて、幹の間に真っ赤な実が挟まってて。親である樹が実を守ってるようで。
 床も全部無くて、新しいお家・・・外観が新しくても横を通っていくと
 中に床が無くて、水がそこまで行ったのが分かる」
「私がボランティアで入ったお家のおばあちゃんが、頭を下げて、
 ありがとうありがとう、って言って送って貰って。私たちからすると、
 全然進んでいない感じがしちゃったんですけど、と言うのがあって、
 早く“春だ!”って両手を挙げて喜べる春が来るといいな、と思って創った曲です」
「けっこう言葉で遊んでる曲なので、深読みして下さい」。

「次もアルバムで書いた曲なので、ライブで演るのは初めてです」
2曲目『よいぐち』をウクレレで。

そしてサポートミュージシャンを招く。「Vn、江刺里花。Per、安部わたる」
「今回、アルバム『樹の唄』というタイトルが付いています。
 よく私がやってた唄に『木の唄』というのがあるんですけど、文字が1文字、
 “き”という字が違う。アルバムタイトルになってる“樹”は、
 地に根を生やしている・・・生きている“木”のみに使われる。
 曲の方の“木”は、私が足を置いている床であったり、テーブルであったり、
 そういう物を指すそうです。この『木の唄』を2人にやって貰いたい、と言ったのが
 2年前だったのね。長いことお待たせしてすみません」
「ホントに素敵にして貰って、感謝しか有りません。生命力を貰いました、2人に」
「『木の唄』を創ったのが、昔(注.2013年1月16日アルジェリアの人質事件、
 凄くショックを受けて、狂ったように曲を作った。深夜のニュースで
 センセーショナルに映像が流れ、モザイクが掛かっているとは言え、
 砂漠に累々と死体が落ちていて、ぐしゃっとなった車があって」
事件の背景を説明するが、
「・・・違うかも知れない。結構難しいんですよね、世界の事件。
 難しいから敬遠しがちだけど、知ることに意味がある」
「今回のコロナウイルスじゃ無いですけど、正解・不正解が分かりにくい物に
 打ち拉がれやすいです。その時に創った『木の唄』もう5〜6年前ぐらいかな。
 すごい長い付き合いの曲ですが」。このような背景があるとは知らなかった。

まずは3曲目『Blue Sky』。ウクレレとバイオリンの物哀しい音色に、
パーカッションが混ざり、音に厚みが出て、世界に引き込まれる。

「皆さん本当に、今日は有難うございました。
 なんだか大変なことになってますけど、予防も大事だけど、
 免疫力を上げなきゃいけないんだよ、と知って、ハっとしたんですよ、私。
 躍起になってることが違うんだなと、情報には流される物ですね。
 身体を丈夫にする、ひと言いうと簡単ですけどね。
 皆さんよく食べ、よく寝て。良く笑い、良く泣き・・・元気を蓄えて生きて下さい」

「『木の唄』をやって、今日はお終いにします。
 あ、うがいは6回が良いそうですよ。科学的に根拠があるそうでして」

会場のラペーニャの、マスター&お母さんに謝意を示す。

「もう語ることは無い。笑 アルバムの芯になってます『木の唄』です。
 このアルバムを以て皆さんが、身の回りのこと違う角度で
 1回考えたりして欲しいと思います」。4曲目、ピアノ&サポートで『木の唄』。

「有難うございました! Vn、江刺里花。バウロンなどPer、安部わたる」。

1テンポ間が空き、アンコールの拍手。

「有難うございます。なんかやらせっぽい。笑」
「私、今日凄くバカなんですけどね、アンコールってものを全く考えないで
 来ちゃったんですよ。どうしようかな、なに聴きたい?笑」

「マスター、チャランゴしてください!」との問いかけに
「リハーサルも何にもしてない」とマスター。「なんとなく入って下さい」

そしてマスター「ずっと音が出ないかも知れません。分かったら入れますが、
 分からなかったら音入れない」会場笑

「今のさっきですみませんけど、『Blue Sky』スペシャルバージョン、に
 なる予感がする物をやって、お終いにしたいと思います。有難うございました」
アンコール『Blue Sky』。マスターのチャランゴがアクセントに。

万雷の拍手。「皆さん、帰ったらうがい6回して、手洗いして下さい。
 有難うございました。え、まだ飲んで行ったりして大丈夫ですか?」
マスター「いいですけど、濃厚な接触はしないでください」会場笑

「なんだろう、やだなぁ。笑 お時間の許す限り、ごゆるりとして戴ければと思います。
 肝心のCD、持ってくるのでね」


メッセージ性、感性、人当たりの良さ。そして色々な楽器が出来る多彩さ、という
長野でも希有な存在のほーりー、これからCDがたくさん旅立ちますように。
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