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2020年02月29日09:06

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書を捨てよ、街へ出よう

■トイレ紙デマ 注意を呼び掛け
(毎日新聞 - 2020年02月28日 17:47)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5990528

 一昨日の段階では、トイレットペーパーの買い占めは熊本とその近辺だけに限られていたようだが、たった一日で、全国に伝播してしまったようである。福岡でも、ドラッグストアや各量販店に客が殺到して、あっという間に棚が空っぽになっていったとか。
 たまたまデマが蔓延する前日にトイレットペーパーを買ったばかりだったので、うちでは不足して困るということにはならずにすみそうである。実はマスク爆買いが起きる直前に多めに購入していたので、外出に困るということもない。我が家はけっこう運がいいのである。
 しかし、もしもトレペが底を尽きかけていたら、私もデマに惑わされて、慌てて買い占めに走り回っていたかもしれない。コメント欄を見ると、デマに踊らされてバカか、と悪し様に罵る声が目立つが、そんなにみなさん、おリコウでいらっしゃるんでしょうかね?

 そもそも、現在の新型コロナウイルス騒動自体が、壮大なデマのようなものだ。不確かな情報に踊らされて、みんな右往左往、狂騒状態に陥っている。慌てふためいているのを「少し落ち着け」と窘める人だって何人もいたのに聞く耳持たずである。
 一番浮き足立っちゃったのが総理大臣だったものだから、日本は全体が空前の自粛ファシズムに侵されることになってしまった。経済的な損失がどれほどになるか計り知れず、そちらの方がよっぽど膨大な死人を出しかねないのに、「仕方がないね」の一言で済ましてしまおうとするお花畑さんもゴマンといらっしゃる。
 あろうことか、公演を自粛しないアーティストを非国民、人殺し扱いするありさまだ。それがとんでもない差別意識の表れだということに気づいてもいない。それで噂に踊らされる他人のことを簡単に笑えるものなのかと疑問に思う。

 未だに安倍首相を信じてるよ! と仰るお花畑さん方はさておいて、後手後手に廻った無能無策な政府にうんざりしている我々庶民は、今さら自粛の輪を広めたところでたいした効果はないだろうということに気づいている。本気で感染が怖いなら、個人は外出を一切諦めて、室内に引きこもるしかないのだ。
 それでも3月中旬までにパンデミックが収まるという保障はない。街中を完全に無人にすることなど不可能だからである。最も罹患しにくく、回復も早いと言われる子どもたちを守るためという理屈で突然お達しが出た「全国一斉休校」だが、そんなことより満員電車をなんとかしろ、という声が出るのは当たり前だ。街中から親がウイルスをもらって帰ってきたら、結局は家族内感染を促すことになってしまう。

 正直、そこまで不安に駆られる必要もないのではないかという気がしているのは、政府の無策ぶりにもかかわらず、国内での死亡者が一ヶ月で5人で済んでいるという感染率の低さ故だ。誰かも言っていたが、その十倍の人数が死んでいる例年のインフルエンザに比べれば、新型コロナは全然怖くないと言ってもいいくらいなのだ。
 ダイヤモンド・プリンセス号だって、ゾーニングもできてない密閉空間に閉じ込めておいたからあれだけ感染が拡大してしまったわけで、さっさと下船させて各自病院に隔離しておけば、あんなに被害が出ていたはずはないのである。

 実は満員電車も、お喋りでもしない限り、そうそう飛沫は飛ばない。タクシーや観光バスの方が、会話がある分、飛沫感染しやすいことは、これまでの発症者の例を見れば分かることだ。もちろん絶対安全とは言えないから、手洗いやうがい、マスク着用は極力行うべきだろうが、対策としてはそれで十分なはずなのだ。
 「それだけでは足りないのではないか」――その疑心暗鬼が、過剰な自粛を生んでしまう。「だって、もしも本当に罹患して、さらに誰かに移してしまったらどうするの?」――そう問いかけたくなる心理も分からないではない。
 しかし、ちょっと思い返していただきたいのだが、我々は既に、これまで生きてきた間に、何度も風邪やらインフルエンザに罹って、それでも登校したり出勤したり――そういてウイルスを撒き散らすという不届きな行為をしてきているのである。したことないって人は殆どいないよね? だとしたら、我々は既に誰かを――直接の知人ではなくても、さらにウイルスが拡大したその先にいる誰かを――殺してしまっているかもしれないのだ。
 その「殺害率」は、新型コロナのそれよりも間違いなく高い。そして今後も、である。

 自粛だ自粛だ、イベントやめろと叫んでいらっしゃる方々は、自分が既に加害者であるかもしれないという認識をお持ちではないようだが、改めてそう考えたときに、他人を責められるものかどうか、落ち着いて自分を振り返ってみてほしいと思う。
 どんなにイベントを中止したところで、罹患リスクはどこにでもあるし、著しく低くなるという保障もない。イベント側が十分な感染対策を取っているのに、やみくもに止めちまえと叫ぶのは、ただのヒステリーでしかない。主催者側は責任を負いたくなくて中止になだれこんでいるのだろうが、それを「当然だ」と看過するのは、デマに踊らされているのと何一つ変わらないのではないか。

 一番滑稽なのは国会で、狭い空間にすし詰めになって、あんなに口角泡を飛ばして論戦しているから、さぞやコロナちゃんも喜んで飛び回ってるんじゃないかと思うが、なぜか罹患しやすいとされる高齢者の方々も未だに元気いっぱいである。政治家のみなさん、身をもって日本の安全を証明してくれているね。
 もっと安心していいんじゃないかな。多少、混雑した場所に出かけていったところで、そうそう罹患するものでもない。万に一つの可能性でしかない「罹ったらどうする」なんて声は、それを「杞憂」というのだと言い返して、あとは相手にしなければいいよ。
 皮肉なことに、みんな外出を控えているものだから、繁華街は今、閑散としているのである。濃厚接触なんてあり得ないから、とっても安全だよ(笑)。
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