いじめのない世界は実現するか？

それは不可能だと思う。

神に統治されたエデンの園や、A Iが地上の争いを根絶した未来社会ならともかく。自由意志のないそうした社会の住民はもはや『人間』とは呼べない存在かも知れないが。

なぜいじめは無くならないのか？なぜ殺人は起きるのか？なぜ平和な社会は訪れないのか？その理由は明白だ。

人（人類）とは、もともとそのような生き物だからだ。人間が争いを好まぬ温厚な哺乳類なら、地上の覇者とはなっていない。樹上生活する大人しいサルのままだっただろう。

エゴにまみれ、際限の無い攻撃性を与えられ、雑食性で地上に君臨する食物連鎖の頂点、それが人間だ。

人間から憎しみや虐めや残虐行為を取り上げたとしたら、それはレゾンデートルを失うのと同じだ。人類文明は衰退し『万物の霊長』の座を失うだろう。

■「いじめ反対」広がるピンクシャツデー　始まりはカナダ
(朝日新聞デジタル - 02月24日 10:44)
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