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2020年02月21日20:48

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地下鉄1日券、『メトロに乗って』、鈴木信太郎記念館

今週の出張では、初めて東京メトロの1日券を購入しました。
3ヶ所の訪問先が地下鉄駅から近いという理由から、初めて購入しました。
丸の内線、千代田線、今回地下鉄を1日に6回乗って、東京は地下鉄が発達して移動には便利だなとつくづく思いました。
昔住んでいた札幌や今住んでいる仙台にも地下鉄はありますが、2〜3線なので便利さが違います。

東京メトロの1日券の存在を知ったのは、10年以上前に観た『メトロに乗って』です。メトロを使って営業をする主人公が利用していたのが1日乗車券でした。主人公はメトロから降りると時間が遡り昔の家族に出会ったりします。あの階段を登った先にそんな出会いがあるとちょっとうれしいでが、今回の利用ではそんな雰囲気はありませんでした。

いつも出張の際には古本屋に寄ったりするのですが、今は不要不急の外出を控えるように言われているので、今回は古本屋訪問はあきらめました。それでも前から気になっていた鈴木信太郎記念館が丸ノ内線の新大塚駅近くあることを知り、ちょっと寄ってみることにしました。
鈴木信太郎は日本のフランス文学の黎明期に活躍した人物で、東大の仏文で教鞭をとりました。多くの逸材を輩出し、「失われた時を求めて」を訳した鈴木道彦が息子になります。
鈴木信太郎記念館は戦災の被害を免れた鈴木信太郎の書斎を中心に記念館が昨年できあがりました。書斎の雰囲気は素晴らしく、本は別として本棚は昔のままのレイアウトだそうです。
フランス語がそれほどポピュラーではなかった日本のフランス文学の黎明期、どんな時代だったのでしょう。彼が研究したマラルメ、「世界は一冊の美しい書物に近づくべく出来ている」と言ったマラルメは今まで読むことを避けてきたフランスの詩人ですが、読んでみようかな思いました。

写真左・中:鈴木信太郎記念館
写真右:鈴木信太郎記念館資料から
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