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2020年02月10日12:00

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都会の人はどうしたものか

いま、小中高校の統廃合が盛んに進められている。
それは地方より都市部においてより強力に推進されているとのこと。
単純な話、人口密度が高い都市部では学校も近接して設置されてるけど、地方やと離れすぎてて通学に困る生徒が出てきたりして、安易に廃校なんかでけへんもんね。

で、生野区の事例をモデルに考えてみた。
今現在、生野区には28の小中学校があるのを、おおむね半分にする計画が公表されている。
そうして、1学年2クラス以上を維持したいとのこと。
少子化とドーナツ化で大阪市内は児童生徒数の少ない学校が増え、1学年1クラス、それも20人未満てとこも少なくないってことで、そうなると経費面の無駄が出来るだけでなく、教育環境としても望ましくないと言う。
仮に1学年20人とすれば、男女各10人にしかならないので、団体競技がやりにくいし、クラスわけクラス替えができないってのも都合が悪い。
また、競争が起こりにくい環境での教育は成果もあがりにくいと、一定の規模を保たないことには質が保てないとか。

しかし、廃校や統合に際してはとうぜんのことながら地元住民からの反対が生まれる。
その土地で育ち、その学校に通った人に取って母校がなくなるというのはつらいもんやけど、それは胸のうちにおさめて、みなさん主張されるのは避難場所がどうとか地域のコミュニティがこうとかと言った問題。
でも、本音を言えば、学校が遠くなると行き帰りが心配で、早く家を出なければならない分、親の負担が増えるってだけなんちゃうやろか。

そこで、学校の密度と学校までの距離を考えてみた。
子供のとき、小学校も中学校も2キロほど歩いて通ったことを思えば、都会の人は甘えてるんやないかと感じたもので。
生野区の人口は13万人で広さは8.37平方キロ、つまりおおむね3キロ四方の大きさに28の小中学校が存在している。
人口ではほぼ半分、6万3千人の滋賀県長浜市の平成の大合併前の市街地を含む地域内に現存する小中学校は9、市域は45.5平方キロでおおむね7キロ四方。
もちろん人口密度が違うから、学校数をそのまま比較するわけにはいけへんにしても、通学距離で見れば双方の差は一目瞭然。
長浜の子供はキロ単位の通学距離を普通にこなしているのに、生野区の子供は数百メートル以内にある学校に通っている。

田舎の子と比べれば数段楽な通学条件にあるんやから、統廃合によって不便になるってことはそんなに深刻なことでもないにもかかわらず、それを理由に反対するってのはただのわがままなのではないか。
都会の人たち、ちょっと環境に甘えすぎてるんやないかと思ってしまった。
便利に慣れるのはええけど、大切なのはそれが当たり前やと思い込めへんことなんちゃうかな。
子供が減ってて増える見込みもないんやから、学校が減るのは当たり前やし、よそはええけどうちはあかんでは世の中まわっていけへんしね。


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