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2020年02月04日23:54

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箸の持ち方は自由、けれどもしつけがちゃんとなされていたかどうかは・・・?

■正しい箸の持ち方は大事?ゆたぼんきっかけにマナー論争 ダルビッシュも“正しくない”持ち方「これが令和のスタンダード」
(BIGLOBEニュース - 02月04日 12:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=5960679

 ダルビッシュが頓珍漢な擁護をやらかしたせいで、議論が明後日の方向に向かってしまっているねえ。彼は「教育がどうとかではなく」って注釈をつけているけれども、問題にされているのは、まさしくゆたぼんのお父さんが「息子をちゃんとしつけているのか」という「教育」に関することなのである。箸の持ち方がどうこうってのは、実はそんなに重要なことじゃないんだよ。
 実際、正しい箸の持ち方ができていない人が結構いることは、これまでにも様々な調査でデータとして挙げられている。アンケートを採るたびに、三割とか四割とか、正しく持てていないという結果が出るので、必ずしもマイノリティとは言えない。現に私も、親指が遊んでいる人はよく見かけている。けれども注意や叱責をしたことは一度もない。変わった持ち方だとは思うが、思うだけだ。

 「正しいとされる」箸の持ち方は、それが最も「機能的」だと見なされているからだ。簡単に言えば、「箸を一番使いやすい持ち方」なのである。しかし、人間の手には当然個人差があって、指の長さが違ったり、形がいびつだったりすれば、持ちやすい持ち方にも当然のごとく変化が生じる。人より親指が少しでも長ければ、その親指が「遊んでしまう」こともある。親が正しい持ち方をしつけても、子供はそのように持てずに、結局、自分の持ちたいように持つこともあり得るのである。
 ゆたぼんの箸の持ち方について、「親がしつけていないのではないか」という疑問が起きるのは、彼が学校に通っていない環境では、教育に何かと遺漏があるのではないかという先入観が生じているためだろう。実際のところは分からないが、親がしつけてもうまく持てないでいる可能性もある。ただゆたぼんのお父さんは、この件について何一つ発言をしていないから、どうしたって「(箸の持ち方に限らず)きちんと教育をしていないのではないか」という疑問を払拭することはできない。
 ダルビッシュの擁護が擁護として機能していないのは、いくら「箸の持ち方は自由だ」と言ったところで、それが、ゆたぼんの親が親として十分な教育を息子に施していることの証明にはならないからである。ましてや「令和のスタンダード」なんて発言には全く根拠がないのだから。

 ゆたぼんが不登校でいることが、必ずしも間違った教育の結果だとは思わない。ただ、彼とその親は、今の学校教育をロボット化だと批判し、自分たちの生き方こそが「正しい」と「世間に向けて」主張している。であれば、その「世間」から「おまえたちの教育はどうなっているのだ」と言い返されることは当然想定していなければならないことだろう。社会的に「不備」だと見なされれば、今後も別の事案で「教育はなされているのか」と批判されることは必定だろう。
 今回、ゆたぼんたちがちゃんと反論しなかったことは、「やっぱりこのうちはしつけをきちんとしていない」と見なされる結果になってしまったと思う。親もまたちゃんと箸を持てないのではないかという気もする。
 これから先、ゆたぼんはどんなおかしな言動で世間を騒がせてくれるのか。それは全部「親の教育のあり方」に帰結されてしまうのだけれど、そこまで深く、彼は考えちゃいないのだろうね。

 
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