日本にだけ無いモノ

■“汚客”に苦しむベテラン販売員の本音トーク！ 本当に「お客さまは神さま」なのか
(週刊女性PRIME - 01月31日 08:00)
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やっぱ相対的貧困が蔓延した結果じゃねーかな。たまに突然、店員怒鳴る客、見掛けるから。

こないだは牛丼屋だった。何時迄経っても注文した牛丼が来ねーのに、傲を煮やしたらしーが、怒鳴った相手は、俺とさして変わらねートシのオヤジ。着古した作業着に、胸には○○製作所ってな社名入り。で、怒鳴られた相手は、どー見ても高校生とかのバイト。

たまたま隣の席だったんで、「まあ、気持ちは判るよ。昼休みの休憩時間って貴重だしね。ただ、相手、アンタの子供か下手すりゃー孫みてえなトシじゃねえか？てーか、会社の看板着けて、大声出さねーで欲しいよ。勤め先に苦情行っても困るだろ」と、やんわりと、でもかなりの大声で、声掛けたら、店内の視線がそいつに一斉に集中。当人、正気に戻ったのか、無言で店を出てったよ。

で、その前は、随分前かなあ、販社での飲み会だったねえ。隣のテーブル席の客で、注文間違えた居酒屋の店員さんに、大声で怒鳴り着けた客見掛けてなあ。年齢は30代くれーか。相手の店員さんは、気の弱そーな女性。たぶん二十歳くれえじゃねえの。

この時は、こっちも酒入ってからねえ。そいつの「お客様は神様だぞ」って台詞を訊いた直後、「馬鹿野郎。神はアラーの他に存在しねーだろーが！お前、アタマは大丈夫なのか？」と怒鳴ったら、店内の喧騒がその瞬間止まったな。

ま、同僚達は、必死に笑いを堪えてたけど、当人は埴輪みてーな顔してやがるし、店員さんも、誰も「お客様・・・」とか、こっちを咎めたりしなかったなあ。てか、回教徒の実態なんざ、誰も知らねえのだろーな。てか、敬虔なムスリムは、その教義故に、居酒屋行くのは有り得ねえので。アルコールの摂取も、ハラル・ミート（イスラム法に則った処理をされた肉）以外の肉食や、豚肉は厳禁なんだが、俺のテーブルの上にはトンテキ乗っかってので。

隣の客達は、早々に退散したが、店員さん達に、別に感謝もされなかったなあ・・・同僚達には爆笑されたけどね。

でな、最初の一行目に改めて触れるけどよ、本当にこの国には、「相対的貧困が蔓延し、その影響からか、関係性の貧困すら拡散してる」と。

判り易い例をひとつ挙げると、「映画館」かなあ。物凄えー詰まらねー内容だったとしても、1800円払った客は、「ふざけんな、カネ返せ！」とかまず、この国では絶対に抜かさねえ。

他国なら、上演後はブーイングの嵐で、大半は早期に放映打ち切りさ。

「提供する商品も従事してる人の待遇も出来るだけ安く、そして、もっと株主配当を」を突き詰めた結果、かような「権利を制限された人が、もっと制限された人を、激情から過剰に叩く、馬鹿みてーな社会が現出した」よ。

数百円の金額や数分の損失程度で、「自らの人権が否定されたと思う人が、こんだけ増やされる社会は、やはり大失敗した」と、心底感じるのでな。

そして、怒鳴る側も怒鳴られる側も、「時給数百円の中、必死に日々の糧を紡いでんだろーな」と。

先進国、取り分けＯＥＣＤ加盟国の大半では、「時給1500円以上」が実現してる。こいつは安部ボクちゃん政権が意図的にヘイトを煽る韓国でも、植民地の総督と化して、血税を差し出してるトランプの米国でも規定路線らしい。

でも、この国でそれを表明してるのは、手前の知る限り、山本太郎くれーかなあ。

まるで、奴隷が自らを縛る足枷とかを、「俺は金だが、お前は銅じゃねーかと、少しでも優位なマウント取ろーとしてる状況」なんでなあ。

「枷は所詮枷」なのに・・・旧い言葉だけど、マルクスってな先人の予言を少し紹介。「最も最強なのは、鉄鎖の他に、喪うものの無い人達」と。

まあ、酒も結構進んだし、明日も稼業で早出の予定。

・・・今宵の日記のタイトルの意味は、「椅子」なんだよ。

世界中のどんな国でも、スーパーや薬局やコンビニのレジカウンターとかには、「会計時に従業員が、座った儘で対応出来る椅子が存在してる」んだ。

別に座ろーが立とーが、「レジ打ちには、何の支障もねー筈」だが、問題にすべきは「一日立たされてる、その人の疲労度」な。

かような非人道的な就労が、先進国最低の賃金で罷り通ってる国は、日本以外に、手前は知らねえ。

まあ、座って誰かに接すれる職場が増えるってーのは、「車椅子の人達の、社会参画も容易に出来る」のになあ。

かような、くそみてーな社会、今後も続けてえですか？俺は着き合うのは、そろそろご免と捉えてるよ。

てーか、その前に、早晩、崩壊間違い無しにしか映らねーのだからさ。