mixiユーザー(id:3472200)

2020年01月30日17:50

52 view

1月29日にWHOのテドロス事務局長と会談した中国の習近平主席は宣言に否定的な考えを示した>

WHOが「緊急事態宣言」を出すと何が起きる?

報道での記事見出しでは「緊急事態宣言」と書かれるが、正確には「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」のこと。 WHOが出すものだが、もともとは、黄熱病、コレラ、ペストの流行などを対象としていたが、2005年からは、今回のような新型ウイルスやバイオテロなど、原因を問わず国際的な対応を求められる感染を対象とするようになった。対象拡大のきっかけになったのが、2003年、中国で発生したSARSだった。このためSARSでは宣言は出されていない。最近では、14年8月、西アフリカでのエボラ出血熱、16年2月のジカ熱の際などに出されている。

 中国武漢で発生した新型コロナウイルスに対して、WHOは20年1月23日に委員会を開いたが宣言を見送っている。1月29日にWHOのテドロス事務局長と会談した中国の習近平主席は宣言に否定的な考えを示した。宣言のポイントは、感染が国際的に広がりを見せているかや、「感染力」、「病原性(感染した場合の重篤度)」などだ。WHOの会議では意見が割れたものの「時期尚早」として宣言を見送った。

  宣言が出されると、加盟国は感染者が発生した場合に24時間以内に通告する義務を課せられ、空港・港での検疫強化や渡航制限といった水際対策の強化も求められる。また、WHOが民間を含め監視に関する情報にアクセスすることや、各国の対応に対して勧告を出すことができる。基本的にはWHOがリーダーシップをとり、各国が足並みをそろえて感染に対する対策を進めるためのものだ。

 なお、WHOが09年に出した最初の緊急事態宣言は、新型インフルエンザ(H1N1亜型)に対するパンデミック宣言(世界的な感染爆発)だった。しかし、通常のインフルエンザ流行と大差ないとされ「空振り」とされた。逆に、14年、西アフリカでのエボラ出血熱に出された3回目では、宣言を出すのが遅過ぎたとの評価を受けている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00030/012900076/
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年01月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031