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2020年01月24日19:05

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「大学で経済学んで」=グレタさんの主張一蹴―米財務長官

■「大学で経済学んで」=グレタさんの主張一蹴―米財務長官
(時事通信社 - 01月23日 23:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5946730

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【ダボス時事】「大学で経済を学んでから説明しに戻ってきて」。ムニューシン米財務長官は23日、スイス東部ダボスでの記者会見で、環境活動家グレタ・トゥンベリさんが呼び掛けた脱化石燃料への活動を一蹴。「米国の政策は誤解されている」と語り、地球温暖化への取り組みで世界のリーダー役を果たしていると反論した。

 ムニューシン氏は「米国は炭素排出削減で主導役だ」とする一方、「トランプ大統領は温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定が米国に公平ではないと考え、反対している」と説明。中国やインドが協定で優遇されていることを問題視した。 
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恥知らずの周りに恥知らずが集まるのは世界共通らしい。17才の未成年にこういう言葉しか掛けられないのは、敗北宣言といって差し支えない。少なくともCO2排出量で世界の15%(中国は28%)のアメリカが何を言うかとブライトなら憤っているはずである。

しかし、温暖化問題については、科学的には分からない。どれにも一理あるが、全体的には説得力のある論はひとつとしてない。つまり未来予想だから、誰も命までは賭けれないという事だ。

CO2による温暖化をモデルとしてシミュレーションが現実の気温変動と最もよく一致している。この事から少なくとも温暖化モデルは正しいように見える。

しかし、温暖化の原因となるのは温室効果(水蒸気50%、CO2が20%)だけではない。

根本では太陽システムでは、太陽の活動が最も寒暖に影響する。そして太陽は14年おきの活動周期を持つ。つまり、地球の寒さと暑さは周期的に変わる。この周期が乱れれば、簡単に氷河期になる。

17世紀のマウンダー極小期は観測されるなかで著名なもので、そういう研究ができるのは、当時の天文学者が太陽黒点をきちんと記録していたからである。また一千年以上の木の年輪からも当時の気候が推定できる。

そういう研究から何と気候の間に相関関係があるかを発見する事は、未来を予測するのに活用される。また、それ以外のアプローチとして、我々の物理学的知見から推測する事ができる。

なぜ気候変動がこれほどの関心を集めるかは、生命大絶滅の主因がほとんど天候に関するものを直接的な原因とするからだろう。

多くの絶滅の原因は寒冷化である。その原因に雲がある(日傘効果)。これには、隕石の衝突や大規模な火山噴火、スーパープルームなどによって粉塵が巻き上がる事を原因とする。

これらの変化は、負のスパイラルに入り込む事を危惧されるもので、一過性のものであればそう重く考える必要はない。しかし、地球の時間での一過性は簡単に数万年のオーダーを求めるので、人類が絶滅するには十分な時間である。

そういう意味では、温室効果は新しい概念であって、しかし地球規模でのCO2濃度の変遷は、かつてにも今と同程度の場合があったのは確からしい。その場合も生物は大丈夫だったから今回も大丈夫というのは根拠に乏しい。

太陽活動、宇宙線の到来、大気、海洋の溶存率、大陸の配置、海流、偏西風など地球の熱交換システムなど、安定性条件のスタビリティ(stability)、レジリエンス(resilience)、ロバストネス(robustness)、ホメオスタシス(homeostasis)、コンスタンシー(constancy)がどの程度であるかは十分に検証する必要がある。

また気候変動は複雑系を含むはずだから、わずかな差が長い間にどのように影響するかには短絡に判断すべきではない。

温室効果の原因はCO2だけではなく、メタンも挙げられる。量的にはまだ低いが、温室効果はCO2よりも高い。だからメタンの主原因である稲作や畜産には注意が必要である。当然だが天然ガス開発も同様である。だから日本のメタンハイドレート開発も注意を要する。

日本の排出量は3.5%であるが、これがドイツ(2.3)、イギリス(1.1%)、フランス(0.9%)と比べても高い。その主要因が原子力発電の停止にあるとは思うが、2010年で2.8%だったからどれほどの効果かは知らない。

排出量に関しては絶対的な量と、増加率のふたつで見る必要がある。先進国は押しなべて上昇率は低い。これは産業がほぼ固定化して新規開拓分が少ない事、そして既に対策済みという実情がある。後進国が増加するのは新規開発分がそのまま加算されるからだろう。

また人口比でみれば、人口が多いほど経済活動も大きく、それと比例するのも自然と思える。

バランスが崩れた場合、それは他の要因がない限りは増え続ける、または減り続けるのだから、太陽エネルギーのインアウトの収支が全てである。これが大原則で、バランスを崩す要因が如何に小さくとも、長い時間を掛ければそれが十分に大きな蓄積となる。

原因を突き詰めれば、決して一つに決まるはずもないし、複合し複雑になる。その内で、人間に制御できるもののうち、最も効果があると思われるものに対して対応しようとするのは当然の考えである。それがCO2になっている。

しかも、正解は10年後、みたいな部分があって、真実を知った時には手遅れかも知れないから、疑わしきは対応必要なはずで、しかし、中国のように発展と対応のトレードオフでは鈍る国が出ても不思議ではない。

10年後の滅亡よりも今日の政権運営、選挙の勝利は、老人には当然の帰結だろう。だから若い人たちが敏感になるのも当然である。

つまり温暖化問題は科学の議論としては決定的とまでは言えない。まだ幾らでも反論可能な状況であろう。刑事事件で言えば明らかな直接的証拠ではない。しかし、最近の異常気象、シミュレーションの一致、平均気温の上昇、などから何かが起きていると考えるのは妥当だし、状況証拠は無実を示してはいない。

Co2を対策すれば十分かは知らない。本当の原因は違うかも知れない。だが、温暖化を想定して動き始めておく事には意味がある。

これまで氷山のあった地域に農耕地となる。これまで農耕地であった地域は砂漠化するかも知れない。地下水の流れが変わり、海岸線は退行する場所もあれば、沈む場所もあろう。熱帯性の病気はより広い地域で蔓延する。

地域の農業状況が激変する可能性がある。気温が高くなる事は農業には有利かも知れないが、水不足の要因にもなる。それは地域紛争の原因となるだろうし、経済状況を変えるだろうし、新しい難民を生み出すかも知れない。

そして何回かの気候変動の先で、生命居住可能性を超える温暖化を迎えるかもしれない。地球を金星のようにしてしまう可能性さえある。これもテラフォーミングの一種だと考えるとなかなか感慨深い。

地球では生物はRNA,DNAを利用するように進化してきた。最初の生物はもっとバラエティがあったのかも知れないし、RNAしか選択肢がなかったのかもしれない。G-C, U-Aという化合物を使用した以上、周囲に溢れていたからだろうと思われる。

この時、これ以外を利用した生物種もいたであろうから、問題はどれくらいの異なるものを使った生命体が居たか、またはいなかったかという話になる。もし、地球環境ではGCUA以外の選択肢がなかったとしたらその理由は何か、というのも面白い。

こういう地球だからこうなった、または地球でもこうなったは、地球外の生命がどのような仕組みを持っているかを想像するのに面白い。それを知るためにも温暖化で絶滅はしたくないわけである。



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