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2020年01月17日23:55

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リハビリも兼ねて

最近見た映画の話でもしようと思います。

ここ半年ぐらい、ちょっとした映画レビューの影響もあり、友人と金曜ロードショーで絶対取り上げられない映画、所謂B級から下の映画を週末に嗜んでいます。
ほぼ毎週なので、デスマーチと言っても過言ではありません。
金曜ロードショーや東京洋画劇場でもたまになんじゃこりゃってものが出てきますがZ級映画はそれの比じゃない物がお出しされます。
低予算だが頑張っているものからプレイステーション並みのポリゴン怪物、ぶっ飛んだ国辱、脈絡もない最終決戦、お決まりの爆発、ハーブをやっているような脚本。
79分間の苦痛と虚無感、本当に酷いものは普通に頭痛がしました。

っと、今回は先週見た、意外と傑作じゃね?って代物を紹介いたします。
オチまでは言いませんが、わりと秀逸だった設定の話をしてしまうので、若干のネタバレはご了承ください。

タイトルは

『ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ!』

そう、今、皆さんが思っている通りだ。
これ、『マッドマックス!怒りのデス・ロード!』のパクリじゃね?って、そう思ったよね。
俺もそう思ったよ。
あぁ、そう思ったね。
もう、完全に乗っかったパロディ映画だと、ダメ映画だと、そう思ったよ。
確かに、街には行かず、延々と森で撮影している低予算映画だった。
ちょっとだけマッドマックスをパクった設定もあった。
でも、この映画は面白かった。
馬鹿笑いできるって意味じゃなく、普通にストーリーが出来ていた。

大雑把に話すと流星が降り注ぎ、人々がゾンビになって大パニックってのが話の筋だ。
流星が何なのかとか何故ゾンビになるのかは語られないから気にしないでくれ。
一応、空気感染でA型のRh-には感染しないってのだけは説明されるが真偽は不明(最初感染しなかった人も噛まれて感染したので)。
秀逸だった設定はやはりガソリンとゾンビだ。
お決まりの車が走らなくなる定番アクシデントがある。
主人公たちが車庫に逃げ込み、先客としていた爺さんと友達に外にある車で逃げようと提案した時のことだ。
爺さんは主人公の前に灯油、ガソリンを並べてその中に火のついたマッチを投げ込む。
すると、ガソリンは燃え上がらず、水のように火を消してしまった。
燃料は水に代わってしまったのだ。
前にライターがつかないという伏線もあったのだ。
途方に暮れる主人公はマッチで煙草に火をつけ、ぶちまけられたゾンビの血で火を消すためにマッチを床に放った。
その瞬間、火はゾンビの血に燃え移り、激しく炎上した。
そう、燃料は水になり、ゾンビの血は可燃性のものになっていたのだ。
ここに出てくるゾンビはとても素早い時もあれば、全然動かない時もある。
実はその違いはこの体液にあったのだ。
ゾンビで車を動かし、妹を助けに行くという話になるのだが、結末とその過程は見てのお楽しみ。

10点満点で評価をつけるなら8点から9点の出来でした。
良くも悪くもB級としては楽しめました。
まぁ、これの前にZ級の『ヴァン・ヘルシングvsスペース・ドラキュラ』を見ていたからなぁ。

いやぁ、映画って、いいものですねぇ。
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コメント

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