合成写真作ってみた

　去年からフィギュアを集め始めてはいるものの楽しみ方に行き詰まりを感じていて、夏コミをきっかけにして試してみたいと思ったこと。
　「二次元キャラを現実に呼び出してみたい」
　こういうのはすでに名前があるけど、おこがましいのでやめとこう。
　ホログラムで嫁を呼び出せるシステムがあるのは知っているけど、ほしい子いないの・・・

　単色背景で撮っても機材も腕も審美眼もなく、良い構図で撮れることもあるけどそんなに面白くない。そう思っているうちに夏コミのあるサークルで見た、ねんどろいどぷち写真に3DCG背景を合成したフォトブックが気になった。今までも印刷した写真やPCディスプレイに表示した画面を背景にフィギュアを撮るアイディアも見たけれども、取扱注意なフィギュアと光源をあちこちに置いて動かして影やテカリをコントロールしながら撮影することは大変なのでやる気になれず。
　冬コミで直前に思い出して拾った喫茶店写真と撮りためていたココアフィギュア写真を合成したものをそのサークルへ持っていってみた。クオリティは雲泥の差だけど見てもらえたので良しとしよう。スマホで撮ればgoogleフォトが勝手に保管してくれて、どこでも分類・閲覧・お手軽レタッチできるから私には最適なスタイル。画質? 良い写真ならレビューサイト見た方が早いのでパス。
よく見てるのはここ。※掲載されている写真はいちおう全年齢対応。
https://asahiwa.jp/
↓今回ネタにしたココアフィギュアのレビュー。このシリーズ全員分あるけど、一番映えるのはシャロだと思っている。
https://asahiwa.jp/f/gochiusa_cocoa.html


◆ラビットハウス以外の喫茶店にココアを呼び出してみたい
　初めてのGIMPで黒背景で撮っていたココアの画像を切り出してみると、ソフト自身の操作には手間取ったもののツールの進化に感動。色で選択して一発抜きするだけでなく切り抜き範囲を再編集するときに境目を自動認識しながらできてとても楽(←マスクの使い方わからない人)。切り残し跡はあるけれども数分でこれだけ切り抜けるのはすごい。
　背景はぼかしてポートレート風にするついでに喫茶店画像の複雑さをフィギュアと同じくらいに単純化。そうしないとココアが実在の喫茶店に置かれた謎の物体Xになってしまう。両者の色合いの違いを色温度で合わせて、鮮やかさの違いも彩度などで合わせる。
　あとは陰影の付き方。これはどうしようもないけど濃い影が出ない喫茶店店内と上から照明で撮っていたココアの組み合わせで粗が出にくいのは幸いだった。


◆銭形のとっつぁんを高知駅に呼び出してみたい
　とっつぁんをGIMPでもうちょっときれいに切り抜く。背景の高知駅はちょうど台風が接近していた日だった。手探りでいろいろやってみたけど、今まで画像編集は切り抜きとレイヤ重ねて何かしたくらいなのでわからない。
・色温度調整
・背景のコントラストを下げて遠近感をつける
・切り抜いたフィギュア周囲のぼかし
・フィギュア画像にノイズ追加(服が塗装でなくつんつるてんの樹脂表面なので安っぽく見えるため)
・フィギュア画像にアンシャープマスクでくっきりさせる

　光による影と明るさと色の加減(色温度ないしホワイトバランス)と、画像の汚れ具合(一色に見える部分も拡大すると様々な色が混じっている)も合わせておくのもポイントか?

　「高知駅前に人形が置いてある」じゃなくて「とっつぁんがいる！」ようにしてみたいけど難しい。物体に見えないようにしたいけどどうしたらいい?
　そのうちゲーム画面とも合成してみたいけど、求められる要素が違うんだろうな。
　写真撮影は仕事でも求められるスキルだけど、フィギュアで多少なりとも上手くなったらいいな・・・