監督・脚本:イ・サングン
職に就こうとするも上手くいかない冴えない青年ヨンナム(チョ・ジョンソク)は母の古希を祝う会場で偶然にもスタッフとして働いていた、大学でスポーツクライミング部の後輩だった女性ウィジュ(ユナ)に再会する。ヨンナムは彼女への切なる想いを伝えきれずにいた。そんな最中、何者かが放った猛毒ガスが無限大に拡大し、ソウルの街中は犠牲者が続出。危険を察知したヨンナムは、ビルの屋上にウィジュや家族たちを逃がそうとするも、屋上のドアが開かず、危機一髪。ヨンナムは決死の覚悟で、学生時代の経験を生かしてビルの外部から上に登ろうとするが…
一言で言ってこの作品、『ダイ・ハード』からドンパチを抜いたようなアクションもの。主人公やかつて想いを寄せていた女性、そして家族が、毒ガスを悪用した無差別テロに巻き込まれるわけだが、しかも敵は人間ではなく、正体不明の猛毒ガス。なんだが、主人公が冴えない青年という割には、オープニングシーンからプチマッチョぶりを発揮して、いまいち説得力に欠けるところがある。ストーリー展開としては面白かったけれど、作品としては、もう一つ何かが足りないかなと言ったところ。あっ、綺麗どころは少女時代のユナ嬢、彼女も思わぬ機転を見せるので(^^♪
☆☆☆★ 制作にあのリュ・スンワン監督が携わっていた。
(芸術性:1 娯楽性:5 ビジュアル:5 ドラマ:3)
https://gaga.ne.jp/exit/
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