1年以上、寝たきりで施設と病院暮らしをしてた94歳の父、やっと今夜大晦日に一日だけ帰宅させられました。
何度か外泊計画立てては、直前になって父が肺炎になって中止になる、を繰り返してましたが、ようやく令和の大晦日、紅白歌合戦を見て新年を迎えることが出来そうです。
昨日のうちに仏壇と神棚を
仕様に飾って、火が消えていた実家が急に生き返ったみたいです。
ところが、長女に熱が出たので、私と長女は留守番になりました(涙)。
主人の方が障害者の介護経験あるし力仕事頼めるからね。
そしたらひきこもりの兄が、張り切って、年越しそば作ってくれてるそうです。
何より、父のたんの吸引が必要なのですが、息子が医療従事者なので、何度もやってくれたそうで、感激でした。
息子がいなければ、父は永遠に自宅に戻ることは叶わなかったでしょう。
この子が医師になってくれて本当に助かりました。
医療従事者を目指す次女も熱心に何を言ってるかわからない祖父の訴えを一生懸命聞いてくれてるようです。
体位変えたり枕にするのにクッションをプレゼントしようと昨日色々選んで、バナナに決めました。犬猫のぬいぐるみより、戦争に行った人だから、バナナの価値がわかって喜びそうだなって。
そしたらほとんど目も見えないし見ようともしないし、認識力落ちてるのに、一目でバナナだと見てわかったそうです。
1年前から胃ろうからしか栄養をとれない父は、「いつ、ご飯食えるようになるのか?牛乳とあんぱんとバナナが食べたい」と次女に訴えたそうです。
天国に行くまではそれはもう叶わないのだろうけれど、「がんばって長生きすればそのうちね」って。
普段ならベッドサイドでも全く何を言ってるかわからない父ですが、私と長女が電話して次女が通訳して、なんか会話が成立してたり。。。。。。
息子は老犬になった元親友と遊びまくってます。
ひきこもりの兄もいつになく大声をあげて笑ってるのが電話で聞こえます。
これが最後の私の実家の大晦日の賑わいかもしれないです。
家族っていいなあ。
やっと実現した父の帰宅。
泣けてきます。
でも生さだが果たして、うちのテレビで映るのかなあ。風が強いと、NHKうち映らないのよ;;
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