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2019年12月25日18:51

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「クリスマスの休暇」

 …正午まで、アルバイト。帰りに、白金高輪の高輪図書館に寄る。

 帰宅後、DVDでロバート・シオドマク監督の「クリスマスの休暇」を観ました。



 ☆「クリスマスの休暇」(1944)監督 ロバート・シオドマク 出演 ディアナ・ダービン、ジーン・ケリー、ディーン・ハレンズ、ゲイル・ソンダーガード、リチャード・ウォルフ、グラディス・ジョージ、デヴィッド・ブルース

 チャールズ・メイソン少尉は、クリスマスの休暇に結婚を申し込むつもりだった恋人に会うためサンフランシスコに向かうが、途中悪天候のため飛行機はニューオーリンズに不時着した。
 彼は郊外のキャバレーで黒いドレスの美しい歌手ジャッキーと知り合う。メイソンはクリスマスの深夜のミサに彼女を伴っていく。そこで、彼女は自分の本名はアビゲイル・マネットといい、夫ロバートは殺人罪で終身刑に服しているという。ロバートの入所後、彼女は名を変え酒場歌手として働きに出たのだ。
 この昔話をしたあと、アビゲイルは少尉に別れを告げキャバレーに戻るが、そこには刑務所を脱獄したロバートが待ち構えていた……。


 … “ クリスマス ” っつうことで、題名だけで見ることにした本作「クリスマスの休暇」。

 主演が「オーケストラの少女」「春の序曲」などの人気子役出身のディアナ・ダービンと、「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」「踊る大紐育」などのMGMのミュージカルスター、ジーン・ケリー。
 どんだけ明るく楽しいミュージカルか知らん、と思ったら、コレがなんと、まさかのノワール犯罪映画ッ!

 …ははぁ、監督が「らせん階段」「幻の女」などのロバート・シオドマクだもんね!

 原作はW・サマセット・モームが1939年に発表した同名小説。
 …おそらく原作通りに、ヒロインのジャッキーことアビゲイルがメイソン少尉に語るという構成のせいか、今一つサスペンスが利いてこない。
 惜しいなぁ。面白くなりそうなハナシではあるんですけどね。


 最初、ディアナ・ダービンがちゃんとした (?) 大人の女性だったので戸惑ってしまいました。やっぱ「オーケストラの少女」のイメージしかなかったから……。(笑)
 本作の彼女はもう23歳なんですねぇ。…そりゃ、リッパな大人ですよ。(笑)

 ジーン・ケリーも、あの善人面がかえって怖い “ 殺人犯 ” の役。…演技派として、いろいろとガンバっている頃なんでしょう。
 このロバート・マネットという役柄は、非常に人当たりが良いけれども、実は虚言癖のあるマザコン野郎という役者としては魅力的な役処ろ。

 …ドラマは作りようでメチャ怖くなりそうな、面白くなりそうな、なんか何もかも惜しい感じの作品でしたね。

 でも、じゅうぶんに面白かったですけどね。
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