【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク株式相場は、クリスマスの祝日を控えて閑散ムードの中、4営業日ぶりに小反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比36.08ドル安の2万8515.45ドルで終了した。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は7.23ポイント高の8952.88と9営業日連続で史上最高値を更新して取引を終えた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4億8051万株減の3億2786万株(暫定値)。
24日はクリスマスの祝日を翌日に控えて午後1時までの短縮取引。すでに休暇入りした投資家も多く、積極的な売買は手控えられた。ダウは前日まで3営業日連続で最高値を更新しており、利益確定売りがやや優勢だった。
今月中旬に米中両政府は貿易協議の「第1段階」で正式に合意したことで、投資家心理は引き続き良好さを保っている。24日もトランプ米大統領は滞在先のフロリダ州で記者団に対し、第1段階合意について「合意の施行に向けて速やかに署名することになるだろう」と述べ、調印式に向けて順調に進んでいることを強調した。
市場では2020年相場についても楽観的な見方が広がる。「米企業業績も底打ちし、けん引役である個人消費も堅調さは維持し、株価の上昇基調が続く」(準大手証券)との声が出ていた。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20191225-00000013-jijf-market
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