私のクリスマスイブの思い出

おはようございます。

今夜はクリスマスイブですね。

この時期になって毎年思い出すのは、大学院1年の時の家庭教師の教え子のことです。
その子は私の卒業した高校と同じ高校の3年生の女の子でした。

たまたま、12月24日がその子を教える日だったので、普通に教えに行きました。

2時間教える途中の1時間後の10分間、休憩ですが、その子がケーキを作ってくれていて一緒に食べました。

その日は、その子が「自分はいかに同級生にもてるか」の自慢話ばかりだったので、「だったら、勉強は他の日でもよかったんだけど大丈夫？　好きな男の子と過ごしたいんじゃないの？」と言いました。

すると、突然、紙をもってきて、中島みゆきの「悪女」の歌詞を書き始めました。

書き終わって、「先生、この歌詞の女の気持ちわかりますか？」と言われました。読んで、正直に、「おれは男だから、あまりわからないなあ。」と答えました。

次の日学校に行って、男の友達たちにそのことを話したら、「おまえばかじゃないの？そこまで言われてわからないの？」と言われました。

当時は、本当にわかりませんでした。今になって思うと、すこしわかります。そこまで言わせてしまって、もうしわけなく思ったりもしています。

ちなみに、その子は、私と同じ大学を現役で合格して、大学院まで行きました。
銀行に就職して、結婚したところまでは聞いています。

何年か前に、「先生が基本をみっちり教えてくれたおかげで、私も子供に上手に勉強を教えることができます。」と言われました。

家庭教師とはいえ、教師と名がつくものとしてはそれが一番うれしいです。(^_^)