mixiユーザー(id:2481628)

2019年12月22日18:43

90 view

三教習合

■教会でも御朱印を=共存の歴史、3宗教で一度に―熊本・天草の潜伏キリシタン集落
(時事通信社 - 12月22日 07:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5911221

そもそもの始まりは、天草のキリスト教徒が江戸時代に潜伏した折、社寺の保護を受けたり、独自の信仰を守りつつ表向きは寺院の檀家、神社の氏子であった時代があったり。

江戸時代に天草を天領として支配した幕府が弘法大師信仰を持ち込み、地域の人が社寺を廻り巡礼する天草八十八ケ所信仰ができたりして。

色々な信仰が習合したような風土ができあがった事による。

明治以降は神仏分離やキリスト教の再来、キリスト教会の建設により、信仰は別れてしまった様であったが。

一度は廃れてしまった八十八巡礼の再興などにより地域の社寺教会が巡礼者を受け入れ、三教朱印の授与と言う事になったのだと聞く。

天草八十八ケ所巡礼 http://amakusa88.amakusa-web.jp/Oshirase/Pub/Shosai.aspx?AUNo=65335&Pg=1&St=0&OsNo=6

以下記事引用

2018年に世界遺産登録された潜伏キリシタン関連遺産である熊本県天草市の崎津集落では、神社と寺にキリスト教会も加えた3宗教施設の御朱印集めができ、観光客の話題になっている。

 県南西部の天草市河浦町にある崎津集落は、約1キロの範囲に約200世帯が暮らす小さな漁村。崎津諏訪神社、曹洞宗寺院の普應軒、崎津教会がいずれも100〜200メートルほどの距離にある。神社の境内からは鳥居越しにゴシック様式の教会が見え、人気撮影スポットになっている。

 3施設の御朱印が記された三つ折りの「崎津三宗教 御朱印帖」や、御朱印帳に貼る題字用紙は普應軒で頒布。崎津教会の御朱印は「神は慈愛」の墨書に十字のマークと、ブドウの枝や十字を組み合わせた紋章の朱印が押されている。本来キリスト教に御朱印を授ける習慣はなく、カトリック中央協議会(東京)によると「類を見ない取り組み」だ。

 市文化課によると、崎津では江戸時代の禁教令下でも神道や仏教の信者がキリシタンを密告せず共存してきたという。3施設の御朱印頒布は、世界遺産登録を受けて寺院巡りの案内をする地元団体が地域振興を図ろうと提案。教会も「3宗教が共存してきたことを表す融和の象徴」と受け入れた。

 御朱印集めをしている同県八代市の築出直美さん(42)は12月中旬、家族と観光に訪れて3宗教の御朱印を知り、早速手に入れた。「地域に根付く神社やお寺は分かるが、キリスト教のは珍しい」と驚いた様子。地元観光協会などによると、御朱印ブームを受けてツアーに巡礼プランを組み入れた旅行会社もあるといい、頒布数はこれまでに1万1000を超えた。

 崎津教会の渡辺隆義神父(71)は「他宗教との交流は世界的な潮流。信仰は違っても、世界平和を願って祈りをささげてほしい」と話している。 

時事通信社

3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する