Seven Beautiesと聞いて何を連想されるであろうか?
この時期、よく見える冬の星座にプレアデスというのがあるが、この星座が7人の美女だというギリシャ神話を思い浮かべてしまった
この神話については日本の羽衣伝説とも関連があるそうだが、詳細はググッていただくとして、今回はこのSACDのお話。
ウクライナの若き注目指揮者 キリル・カラビッツがシャンドスに登場。旧ソ連圏の知られざる作曲家に迫る新シリーズ。第1弾はアゼルバイジャンのカラ・カラーエフの管弦楽作品との事。
確かに、カラ・カラーエフ(1918−1982)という作曲者はあまり聞いた記憶はないのだが、あちらの世界では結構な有名人のようで、切手にまで登場している。
バレエ組曲「7人の美女」というのに釣られてしまったのだが、中身は神話とはまるで関係なかった
冒頭、いきなりティンパニーの連打から始まるのは、ショスタコービッチを師としていたからだと思うが、後に続く曲想は、まるで有名作曲家たちへのオマージュで構成されているのかと思ってしまうほど様々な作曲家が浮かんでは消えて行くという構成。
その分、現代作曲家にしてはとっつきやすく、気軽に聴けるともいえる。
音楽的な内容については僕の専門外なのでこのぐらいにしておくが、特筆すべきは音のよさ
決して派手ではないが、距離感を持ってきちんとステージが再現される様は実に見事である
新しいスピーカーが完成してから可聴帯域をすべてカバーしたこともあるのだろうが、エージングが進むにつれ、楽器との距離感が実に克明に表現されるようになった。
ハミングバード3も、エージングに1年以上かかっているので、これからの音質向上が大変楽しみである
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