2019年12月10日 オーストラリアのNSW州空気汚染、「危険」指数の12倍！

アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年12月11日に、公共放送ABCがオーストラリアのNSW(New South Wales/ニューサウスウェールズ)州で2019年12月10日に、乾燥と高気温により山火事が拡大し、NSW RFS(New South Wales Rural Fire Service/NSW地方消防局)が非常警報を発令した。

昼頃には85件が観測され、そのうち42件が制御不能の状況だったという。
インドや中国と、空気汚染の起こる原因が違う。

またこの影響で、シドニー各地では空気質指数が「Hazardous(危険)」の12倍の水準に悪化し、CBD(Central Business District/中央商業地区)でも視界が煙に覆われたと伝えたと報告した。

山火事は急速に拡大し、NSW RFSはセントラルコーストなど複数の地域の住民に対し「逃げるには手遅れ」な水準だとして警告した。NSW州9カ所の地域では、火気使用禁止規制が敷かれた。

NSW RFSによると、一連の山火事によりこれまで270万ヘクタールの森林が焼失したという。

一方、空気質指数は、66以下が「Good(良好)」、200が「危険」とされている。しかし同日は、ランドウィック(Randwick)とロゼル(Rozelle)で2,552、シドニーパラマタ西部(Sydney Parramatta West)、ラウズ・ヒル(Rouse Hill)、リッチモンド(Richmond)で2,204とそれぞれ観測されていた。

また、シドニーのフェリーは視界が晴れるまで欠航となった。

NSW州保健省(NSW Health)は、今までに経験したことがないほど劣悪な空気質の状態だと指摘し、外での活動は避けるよう勧告した。

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https://www.nna.jp/news/show/1984733
https://www.health.nsw.gov.au/environment/factsheets/Pages/bushfire-smoke.aspx
https://www.health.nsw.gov.au/environment/air/Pages/aqi.aspx
https://www.health.nsw.gov.au/news/Pages/20191213_01.aspx
https://www.theguardian.com/environment/2019/dec/10/nsw-bushfires-doctors-sound-alarm-over-disastrous-impact-of-smoke-on-air-pollution