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2019年12月03日02:12

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2日間

雨の翌日は気温が低い。

29日、母方の祖母が亡くなり、1日、2日と
式に参列してきた。

通夜、葬式と美しく整えられた献花の中に佇む遺影、
悲しげな母。
その背中をぼーっと眺めていた。

自分は今、33歳。母は60歳を超えている。
思う事はいつも同じだ。
孫の顔を見せてあげる、という行いが義務に感じる。
そんな気がする。

親戚一同が集まる事は今の所、悲しい行事の時の方が多い。

出棺、火入れのボタンの時に
母では無く、子の表情をした、母を初めてみた。

火葬場から斎場への帰路。
いつもほっとする。多分、周りの親戚も同じ気持ちでは
無いだろうか。

まだ小さな姪っ子達が、TVの音に合わせ、
〜僕らは皆、生きている。生きているから〜と歌っていた
事が印象的だった。

89歳。数えで90歳。
晩年は病院住まいで、年に二回程だが、たまにお見舞いに行くと少しは喜んでくれた。
肺が悪かったので、酸素ボンベのチューブを
鼻に通していたのが痛々しかった。

詳しくは知らないのだが、とても苦労をした人だと
母から聞いていた。
農作業を中心に、隙間の時期に土木業もやっていたらしい。

生前の祖母の表情を思い出す。
渋い柿を食べた時の様な、決して甘いだけの人では
無かった。やっぱり苦労の方が多かったんだろうか。

今の会社で正社員になり、4年半。
これで3人、祖父母が亡くなった。

毎日、手を合わせよう。
思い浮かべる人が、また増えてしまった。

婆ちゃん。
極楽で好きなお茶でも飲んでてね。
爺ちゃんとはもう会えたかな。

ありがとうも、さよならとも、
どっちも伝えれない。

合掌
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