2019年の新語・流行語大賞

『新語・流行語大賞』2019“年間大賞”「ONE TEAM」に決定　TOP10は「タピる」「闇営業」「令和」など選出
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毎年恒例の『2019 ユーキャン新語・流行語大賞』（自由国民社選）が今日発表され、年間大賞にはラグビー日本代表チームの「ONE TEAM」が選ばれました。

昨年の「そだねー」に続いて、2年連続でスポーツ関係の言葉が選ばれた訳ですが、その背景には、今年開催された2019ラグビーワールドカップ日本大会で日本チームが史上初のベスト8入りを果たし、日本中にラグビー熱を巻き起こしたことが第一に挙げられます。ジェイミー・ジョセフ監督は、31人の選手は一丸となって開催地日本のために戦わなければならないという意味合いで、「ONE TEAM」というテーマを掲げ、それが過去最高の成績を残したことにつながりました。

審査委員特別賞には、今年アメリカプロ野球メジャーリーグの選手を引退したイチローこと鈴木一朗氏の「後悔などあろうはずがありません」が選ばれました。海の向こうでの活躍を見つめてきた日本国民に感動を与えたことが背景にあります。

ノミネート語30の中で私個人的に目についた言葉として、「キャッシュレス／ポイント還元」「軽減税率」「○○ペイ」を挙げたいと思います。いずれも今年10月の消費増税により、日本国民の生活の中で身近な話題になったからです。ただ、小学館主催で同日発表の第4回「大辞泉が選ぶ新語大賞 2019」で大賞に選ばれた「イートイン脱税」がノミネートされなかったのが残念に思いました。

来年の新語・流行語大賞も、東京オリンピック・パラリンピックつながりで、やはり3年連続でスポーツ関係の言葉が選ばれそうな予感がしました。