「渦が森団地の眠れない子たち」（御園座）11/3

藤原竜也と鈴木亮平が小学生役！っていう前情報しかろくに入れずに観劇。
団地に引っ越してきた田口圭一郎（鈴木亮平）と、団地でキングと呼ばれてた佐山鉄志（藤原竜也）。母親が姉妹で、従兄弟どうしのふたり。小学生っていうのがまったく違和感がないのがすごい。亮平くんが手足長すぎてビジュアル的にはちょっと小学生っぽくないかな？と思ったけど、だんだん違和感なくなっていくのは、芝居で見せてるんだからすごいわ。竜也くんは、ほんと、こんなガキ大将いそう！って感じでとにかく上手い。
最初は落としどころがさっぱりわからなくて、世界観に入れなくてちょっと困りましたが、後半なんとなくわかってきたような。子供の目線で見る社会は、純粋であるがゆえに無邪気に残酷で、怖いな、と思ったし、でも、子供の世界ってこうだよね、って妙に納得してしまうようなところもあり。みんなに慕われてるキングかと思いきや、そう思ってるのは自分だけ、なところは、みんな笑ってたけど、ホラーにしか見えなかったよ。そういう、なにやらざわざわした気持ちが残るような作品でした。