<以下、ネタバレあり要注意>
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『ホテルムンバイ』<☆×8>
リアリティと緊迫感溢れる映像と必死で客を守ろうとするホテルマンの姿勢に胸打たれる。
しかし残念ながら観終って心に残るのはホテルマンの勇敢さではなく
テロマシーンとなり銃を乱射する少年達の姿・・・・。
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『スペシャルアクターズ』< ☆ × 6 >
<シャマランの法則>の呪縛を差し引いても出来はイマイチ。
しかし嫌いにはなれない。 そんな作品でした。
主人公が「緊張すると失神する」という設定を上手く活かしきれていないし
なによりテンポが悪い。
音楽もチープ。
そして展開も読めるしキレが無い。
しかし、
相変わらず役者の演技がプロっぽくなく自然で
軸足を脚本に置いている姿勢に好感が持てる。
メジャーに昇格した途端方向性を見失い自滅していく監督が多い中
何処までもインディー魂を貫こうという気概(個人の想像です)を応援していきたい。
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『蜜蜂と遠雷』< ☆ × 7 >
好きな女優(松岡茉優)×好きな作家(最近読んでいないけど)
なのでムビチケ発売後即購入し予備知識全く入れぬまま鑑賞。
役者の演技、音楽は文句無しに良かった。
しかし、物語としては登場人物の背景の描き込みが浅すぎて
何の感情移入も出来ないしカタルシスも起きず、物足りなさだけが残り
結局この映画の凄さ=演奏シーンなのだな、、、と。
鑑賞後他のレビューを見ると原作既読・未読でその評価が180度違っていたり
原作者から「2部作にだけはするな」との強い要望があった事を知り
なんとなくこの尺にまとめる為には物語を削って演奏の凄みメインにするしか
方法は無かったのだなと推測。
これは是非原作を読まなきゃだな。
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