真理の玉手箱、「モルモン書」
2017年9月2日 ·
知恵の言葉の側面
もう20年以上前に、ヤマトのＳＤをしていた時の話です。
夏の暑い時、お得意配達先のお客様から「ご苦労様です」と、冷たい飲料を頂くことがよくありました。
その日もあるお客様から冷たい栄養ドリンクを頂いたのですが、忙しかったのですぐには飲まず、ウォークスルー車の冷蔵庫に入れたまま仕事を終わらせました。こうして帰宅してから、持ち帰ったそれを思い出し、「そう言えば、冷たい栄養ドリンク頂いたんだ。少しは疲れが取れるだろう」と思い、寝る前にそれを一本飲みました。
ところが・・・・よく眠れて疲れが取れるはずだったのに、全然眠れず、翌朝まで疲れを残したままで出勤することになったのでした。当然その日は睡眠不足の酷い疲れ具合で一日中作業することになりました。
ようやく仕事を終えて帰宅し、ふと前日の栄養ドリンクの小瓶を取り上げてその成分を見た処、「無水カフェイン５０ｍｇ」とあるのが目に留まりました。そうです。眠れず、疲れの元凶はこれだったのです。
ところで、ではなぜ疲れが取れる栄養ドリンクなのでしょうか？そうお思いになりませんか？ふつうは誰もが「疲れを取って楽にしてくれる飲料」と思うじゃありませんか？
お分かりの方もおられるでしょうが、改めてこの「からくり」を説明しますと・・・御存知の通りカフェインには覚醒作用があります。それは夜、コーヒーを飲んで眠くならないように作業効率を上げる夜業や受験生などに好まれるかも知れません。ここまでは常識の範囲だと思います。
では次の問題です。
「覚醒剤」と言うモノの役割を見てみます。「覚醒」とは本来は疲れていて休みたい欲求のある肉体の神経に働きかけて、「目を覚ませ！」「ほら、走れ！」と言った具合に、乗馬で言えば鞭で叩き、刺激して馬を走らせる作用に似ています。むしろもっとひどいでしょう。何故ならば、肉体自体は本来、休みたい欲求がある訳です。にも拘わらず、この薬物による覚醒作用が働くと、繰り返しになりますが、肉体の休みたい欲求に反して無理な作業をさせることになるからです。
ここに御注目頂きたいと思います。果たしてこの覚醒作用が疲れを取り除くのでしょうか？その答えは「否」ではありませんか？何故ならば、疲れを取るのではなく、覚醒によって、その時点では疲れがないように見せかけているからです。従って、この見せかけ状態は覚醒作用が切れると一気に消えて、肉体にはただその余計に負担した分だけが重く残ることになります。そうではありませんか？単なる見せかけに過ぎないのですから、肉体には必要以上の負担を強いている訳です。
ですから、覚醒剤は薬品として多用されていますが、その取り扱いには細心の注意が求められています。使い方次第で、毒になり、肉体を弱らせ、老化を促進させ、こうして少しづつ寿命を縮めるからです。実に健康長寿と言う未来に懸ける結果は、毎日の食の内容と休養と運動と排泄の調和に完全に依存していると申せます。
「知恵の言葉の側面 Ｎｏ２．」
1833年2月27日の現場にタイムスリップしたいと思います。
当時の現場では預言者の妻エマ・スミスが、室内にもうもうと立ち込める煙幕と悪臭に苛まれながら、吐き捨てられた汚い噛み煙草の掃除に嫌気がさす日々を送っていました。そこで、夫に苦情を呈した処、彼は主に伺いを立て、その結果与えられたのが「知恵の言葉」でした。
こうあります。「カートランドに会した大祭司の集まりと、教会員と、シオンの聖徒たちの為の『知恵の言葉』。
挨拶として贈られるもので、戒めや強制としてではなく、啓示と知恵の言葉として、末日に於ける全ての聖徒たちの現世の救いに関する神の方式と意向を示す。
約束を伴う原則として、現在聖徒である者、また聖徒と呼ばれ得る中の最も虚弱な者の能力に適合させる。」
以上が冒頭の言葉です。地球ではまだ全く科学上の理由もデータもない時代でした。ご注目頂きたいのは、「戒めや強制ではなく、挨拶として贈る啓示」であることです。よくよくお考え頂きたいのは、この「挨拶greeting」に鍵があることです。即ち、誰でも挨拶すると、同じ挨拶で返すではありませんか？そうでなければ挨拶とは言いません。常識として挨拶の方式であり、この教えの仕組みです。従って、主から挨拶されると言うことは、それに見合った挨拶を返さなければならないことを意味しているのです。
ところで、この教えは、ブリガム・ヤング大管長が管理した1951年9月9日の総大会で正式に全教会員から「戒め」として支持されましたが、最初の「挨拶」の目的が失くなった訳ではありません。そして、この中には一つひとつ非常に重要な教えが含まれています。
改めて、茶葉について言及するならば、発酵させて湯銭させた熱い飲み物が紅茶として普及していましたので、概して、当時の熱い飲料
が紅茶とコーヒーのことであると分かる訳です。そして、以前に述べた通り、茶葉は熱湯によってのみアルカロイドを生ずるのであって、冷水では無害な訳です。
カフェインは生理作用が顕著であることから、十分に注意する必要があります。当案件については小生の「真理の玉手箱」2017年9月2日付で「知恵の言葉の側面」と言うタイトルで経験記事を載せてあります。生理作用は、血管を拡張させると同時に、神経を覚醒させるために、肉体本来の限界能力に鞭を当てるようなもので、言い換えると強制的に酷使して細胞を劣化させる訳です。
真理の玉手箱、「モルモン書」
2017年10月10日 ·
古川 正義
2014年8月7日
コメは精白しなければ食べられない？？？
まだ小学生だった頃、両親が戦時中の話として、ヒエやアワをコメに混ぜて炊いて食べたり、一升瓶に入れた玄米を木の棒で突いて精白してから炊いて食べたと言う苦労話？をよく聞かされたものでした。それで、もの心ついた時から、御飯は白いのが当たり前で、田んぼから収穫したコメを脱穀しただけでは食べられないと言うのが、自分の長年の常識でした。
然し、宗教に凝って勘当され、一人暮らしをするようになってから自分が信じていたそれまでの常識が、実は常識ではなかったことを知るのです。保存用にとってあった玄米についた虫の幼虫が胚芽しか食べていないことを観た私はハンマーで思いっきり頭を殴られた気がしました。「虫は人間よりも賢く、人間はコメの粕を食べている！！」と知らされたからです。
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