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2019年11月04日09:35

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50分が短い

メンタルハック「筆記開示」が話題 ストレスを感じた時はひたすら書く!
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=5849432



幼い頃から今まで、日記はずっと続けているので、確かにこれは効果があります。
 
自分の至らない点を反省・分析し、敵の弱点を明確化するからです。
 
 
教員の世界は、法律上完全平等の立て付けになっているため、
 
それだけ派閥争いがあって、とかく新人を自分たちの影響下に入れたがるのです。
 
これは、クラス内に自然とカーストが生まれるのと同じ理屈です。
 
 
23歳で大阪の公立高校教諭になった時、早速リクルートの手が伸びてきました。
 
同期で新卒赴任をした教諭は、国語科の女子、社会科の男子(横転が二人)、
 
そして英語科の僕で、国語、社会の二人は素直にグループ入りをしましたが、
 
元来、群れることが嫌いな僕は、どのグループにも属しませんでした。
(もちろん、英語科の軽い飲み会には付き合いましたが)
 
新任の半年間は、指導教官というのが付いて、授業を指導します。
 
これが鬱陶しくて堪りません。
 
僕は文部省の指導書などは端から無視して、自分に合った授業を進めました。
 
最初からAll Englishの授業をやりました。日本語は一切使わないのです。
 
「生徒の実力を無視している」とか、「判らん生徒をほったらかしにしている」
 
とか注意されましたが、毎日提出する報告書も添付資料も、
 
ALL Englishで通したため、指導教官は困り果てている様子でした。。
 
 
生意気と見られたのでしょう、今度は中堅の教師から嫌がらせが始まりました。
 
「苛め」には、いろいろな段階があって、最初はジャブから始まります。
 
これに怯んでいたら、次第にエスカレートするものだから、
 
最初にガツンとやってやらなければいけません。
 
理不尽な言いがかりには、ちゃんと相手の目を見つめて
 
その理由を徹底的に問い詰めます(幼い頃からそうしてました)。
 
厳しい家庭教育のため、言葉遣いは折り目正しいのですが、
 
どことなく横柄な雰囲気を漂わせていたのでしょう。
 
最初に張られたレッテルは「慇懃無礼な男」でした。
 
つまり「先輩を小馬鹿にした厭な奴」だったわけですな。
 
 
ストレス?  もちろんありましたよ。
 
でも、ストレスをどうとらえるかが肝心なんじゃないんですか?
 
ストレスは、逆にやる気をムラムラと刺激するものだと思うんですよ。
 
英語力(読む書く聞く話す)には、誰にも負けない自信があったため、
 
指導教官の「指導」にもズバズバ意見を言いました。
 
さすがに「指導」に従って、ALL English授業は途中から辞めましたが、
 
生徒の食いつきはよく、受け持ちクラスはガンガン反応してきました。
 
語学の授業は一方通行では成り立ちません。キャッチボールが必要なのです。
 
「僕は手を挙げた奴しか当てん」と言っていましたので、
 
「手ェ挙げんと損や」と、我勝ちに参加するため、授業はうるさい。
 
生徒の質問にそのまま答えるのではなく、
 
「おいみんな、今の質問、メッチャすごいと思えへんか?
 
よし、この質問にみんなが納得できる答えを出した奴、平常点1点加算」
 
というと、それはそれは必死で考え始めます。
(平常点は学期ごとに20点の配点があるのです)
 
「英語はオモロイ」と判った彼らは「50分が短く感じる」と言いました。
 
このため、定期テストの平均点は、常に僕のクラスが他を上回るという結果に。
 
 
中学時代から、僕は常に「仮想敵」を想定し、殲滅する相手を探していたため、
 
気の毒に、赴任して最初のターゲットはこの指導教官でした。
(普段は真面目でいい人なのです、ごめんなさい)
 
コイツは骨があると見たのでしょう、若手がまずすり寄ってきました。
 
つまりプロの仕事においては、頼れるものは自分しかなく、
 
世の中には絶対敵も、無条件な味方もいないということなのです。
 
 

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