50分の授業で集中できるのは15分とずっと思ってきた。個人的には講演で30分聞くともう嫌になって、いつになったらやめるんやろ、なんて思っていたし、自分が逆の立場でもそろそろ飽きてきているな、などと感じながら授業をした。
枕(導入)から入る時に、さて今日は何から言い出そうか、と顔を見ている。だいたいはニュースから入った。「こういうことが流れているけどね・・」である。またなんかいらんことをしゃべっているという顔をしているのもいれば、そうだそうだ、とうなづいているのもいる。
だから「前の授業は・・」なんて言うことはない。途中で「さて前の時間って何やってたんだっけ?」と聞くことはあるが、生徒もわかっているので「あれですよ」なんて教えてくれる。
今日はこれだけわかってもらえばいいと15分間の内容を手を変え品を変え、時にはビデオを使ったりしてやる。終わりはチャイム。たとえ話が途中でもチャイムがなると、「じゃあ続きは次ね」と切る。
たまに終わる前にガサゴソと片付け始めるのがいると「やかましい、まだ終わっとらんやろ」と怒鳴る。
ある時学校公開の授業参観で校長が見に来た。ずっと教室の後ろにいて終わってから「あんな面白い授業ないね」と。石川県教育長が視察した時に「すごい、よく練ってある授業で模範となる」って後の会議で講評されたが、そんなレベルで言われたってね。
勝負は生徒の受け取り方。でもちょっとできたかななんて思えるのは一年のうち数回しかない。後は惰性とまではいわないが、積んでは崩しの繰り返し。
先週末から石川県の教育週間で学校公開をしている。しょうもない。
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