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2019年10月30日18:43

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小説13

たかひろは、占いの本を古本屋で3冊購入した。

まずは本からだと思い、安い占いの本を買った。
以前から勉強していた、動物占いをベースにして、
鑑定をしようと息巻いていた。

占いができる人間はモテると勘違いもあった。
40歳手前で童貞では格好がつかない。
早く童貞を捨てたかったが、風俗に行く勇気がないし、
変な潔癖な性格も災いをしていた。

市役所の臨時職員の時は、
職員の足手まといで大した仕事もしてないくせして、
「癒されたい」と頓珍漢な事を言っていた。

いつも、射精後のペニスのように腑抜けな人間なのに、
癒されたい、幸せになりたい、金持ちになりたいと
言っていた。

人に占いができる程の人生経験もなく、霊感もたいしてない
童貞ニートが他人の悩みを聞こうとしている事じてんで、
人生を舐めている事に気づかない。

おかしな成功哲学を読んでいる影響がたかひろ自身を堕落させている事も
事実だった。

つづく
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