中銀カプセルタワービル見学会とながれぼし「ワタシヲ。」に行ってきた

本日は仕事休み。朝からお出かけしてきました。
まず向かったのは新橋から徒歩８分ほどのこちら。
　
外観がとても特徴的な「中銀カプセルタワービル」にやってきました。
　
このポコポコした外観が面白いですよね。
こちらの建物、建築家の黒川紀章氏が設計し、世界で初めて実用化されたカプセル型集合住宅となっています。
中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトによる見学会があるという事で、参加してきました。私以外には５人が参加していましたがうちひとりは建築の関係者のようでした。

ビルの概要の説明を受けたあと、エレベーター１２階へ。
A棟とB棟の堺にきて説明を受けました。

ちょうどこの隙間が境目で、２階までずーっと続いてます。これだけ真っ直ぐなのは、各部屋がカプセル型となっていて、中心の芯のところに部屋のカプセルを引っ掛けて、固定しているため、カプセルの規格が決まっているために、これだけ部屋が重なっていてもまっすぐなんですね。
ちなみに、先に書いたとおり、カプセルは芯に引っ掛けて固定しているので、カプセル同士は積み重なってないんだそうです。

こんな感じでカプセル同士は隙間が開いてるんだそうです。そのため、強風とかの影響は受けやすいそうで、こないだの台風の時は部屋がまるで船が揺れるかのようだったとのお話もありました。

そこから建物の中心の螺旋階段で一室へ。

入ってみるとこんな感じ。

１辺が２．５ｍなのでかなりこぢんまりしてますね。
壁にはオープンリールテープとテレビとラジオが埋め込まれてます。

それ以外ないかと思いきや・・・
　
棚とテーブルもありますね。壁に埋め込まれてる感じです。
建てられた当時はビジネスマン向けセカンドオフィス的な利用を見込んでいたそうで、当時は館内で洗濯（クリーニング）などを引き受けるコンシェルジュやカプセルレディというタイプライターなどの事務を引き受ける秘書的な役割の人が常駐していたそうです。
現在はオフィス以外にも住宅として分譲されている部屋もあるそうです。
建築からもうじき５０年になりますが、建て替えもしなくてはならないものの、住民全員の同意がなかなか得られないそうで、苦心しているとか。一社で専有して貸し出す形ならかんたんに手続き出来るんでしょうが、先に書いたとおり、分譲もしているためにおーなーが複数いる状況でなかなか意見統一がままならないとか。それだけでなく、建て替えの費用が数十億円かかるそうで、それもネックになっているそうです。
あと配管についても、以前はボイラーでお湯を沸かして全館に送っていたそうですが、管が破損したものの、どこで破損しているかがわからず、現在はお湯は出ないそうです。

ちなみに部屋のバスルームはかなり小ぢんまりしていますし、トイレも作り付けなので、ウォシュレットはつけられなさそう。
　

空調も以前は全館で実施していたそうですが、今は個々で家庭用エアコンを設置しているとか。
そんな欠陥だらけの建物なのですが、やはりアーティストなどの心を刺激するらしく、LIVESと言う雑誌ではこのカプセルをリノベーションしたものが紹介されてたのですが、これなら済んでみたいと思う部屋もありましたね。


こちらでは１ヶ月単位の賃貸（マンスリー賃貸）や普通の賃貸も行っています。気になる方は如何ですか？詳しいことは中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトのホームページを参照してください。
見学会についてもこちらで案内されています。

さて見学会終わって、前にあったのがこちら。

地下駐車場への入り口なのですが、そこにある帝里加という看板が気になり、入ってみました。

普通に駐車場ですが、少し進むと・・・

ありました、中華料理「帝里加」
日替わり定食が６００円とは安いなぁ。
散々悩んで麻婆丼６１０円にしました。

ライスが丼に入っているもんだから、かなりボリュームありました！
お腹いっぱいです(^^)

さて、新橋をあとにしてお次は高田馬場にあるライブハウス四谷天窓へ。

演劇ユニットながれぼしの「ワタシヲ。」を観てきました。

ながれぼしは俳優の神木優さんと太田彩乃さん、脚本・演出の菅野臣太郎さん、音楽の野田浩平さんの４人によるユニットで、大人のコメディを作り出してきています。
会場では愉快な仲間のジャスミンとomiさんにお会いできました。

さて、いよいよ開演。
舞台には椅子に縛られているサラリーマンとそれを見ている女。
なぜ監禁されているのかわからないサラリーマンは女に理由を聞くも、会話が支離滅裂。
観ているこちらもイライラしつつ、会話に笑わされてしまう。
どうやら男は女のことを全く知らないようだ・・・この時点でなぜ？と私も思いました。
それが徐々に真実が明らかになっていくと、そういうことか！となって驚きでした

今回、大田彩乃さんがかなりの長台詞で前半はほぼ喋りっぱなしという状況。一昨日までハッピーウェディングミュージカルで演じてたのとは全く違う役をやりきっていたのがお見事でした。
神木さんは監禁されてるのでずっと同じ体勢なのがつらそうでした。そして後半の流れはきっと正解ではないんだろうけど、なるほどなぁと思いました。

終演後にお二方と写真を撮ってもらいました（カメラマンomiさん）
　
お疲れさまでした！また次回が楽しみですね。

そんなこんなで帰途についたのでした。