「台風いいかげんしろ！　日本国民に謝れ！　宝塚ファンに謝れ！」

紅ゆずる、千秋楽迎え退団「宝塚いつまでも永遠」
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紅ゆずるさんが宝塚を退団。悲しい。ただただ悲しい。素晴らしいトップスターでした。
安蘭 けい、柚希礼音、北翔海莉の下でトップとはなんぞやを、そして宝塚の楽しさを学習した努力のひとでした。類まれなる大きな度量で組子全員を引っ張ってきた大スター。綺咲愛里との夢のようなトップコンビ。素晴らしい存在でした。
１０月１１日の東京宝塚劇場の公演は一部と二部の間に１２日の公演が台風で中止になることが決まったようでした。二部のレビュー、エクレールブリアンのオープニングに少し悲しそうな顔をしていた紅さんを観て涙が出ました。なかなか手に入らない千秋楽前日のサヨナラショー公演が中止だなんて。悲しすぎます。たぶん１２日の公演には同時退団される星組ジェンヌさんの同期のかたやご親族のかたも招待されていたハズ。もちろん紅さん綺咲さんのラストを観たい宝塚関係者やご親族、そして多くのファンのかたが来る予定だったハズです。それが、台風１９号のせいで中止になってしまうなんて。東京宝塚劇場のかたもギリギリまで公演実行をやりたかったはずです。しかし、交通機関の全面ストップが決定された以上、開催は無理だと判断されたのでしょう。残念です。
退団に合わせて、いままで応援してきてくれた皆様に感謝の気持ちを込めたサヨナラショー。構成から全てを考えた紅さん綺咲さん。悔しさを思うと察しあります。
その悔しい１２日を乗り越えて迎えた１３日の大千秋楽。本当に本当に宝塚最後の公演。一部の歌劇では幸せにエンドを迎え、二部のレビューでは黒燕尾での壮絶なソロダンス。綺咲愛里との最後のヂュエットダンス。涙無くしては観られない素晴らしい出来でした。これぞ紅。
サヨナラショーではとうとう紅さんの悔しさが爆発。
「台風いいかげんしろ！　日本国民に謝れ！　宝塚ファンに謝れ！」と。
まさにその通り。ファンの気持ちを代弁する発言。どこまで優しいんですか紅さん。
とにかく、気遣いが素晴らしい。劇場スタッフ、楽団、星組のみなさん、次期トップの礼真琴さん、綺咲愛里さん、何よりも応援してくれたファンの皆さんへのお言葉。素晴らし過ぎます。
紅さんを好きになって本当に良かった。
いままで、素晴らしい劇をレビューをありがとう。
貴女がいたから、宝塚を好きになりました。貴女がいたから自由と平和を好きになりました。貴女のおかげで勇気が持てました。ひとかけらの勇気をありがとう。
ハッピーじゃなければエンドじゃない。素晴らしいセリフです。
死んだ気になりゃなんでもできる。アナザーワールドでエンディングの有難さ。本当に有難やです。今日の最後のチーーーーンは長かったですね。最高でした。
本当に本当に、紅さん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
ラストデイブルーレイを買わせていただきますね。何度も泣きますね。グッバイ。