台風１９号

数日前から、その猛威と危険性を繰り返し報道していた台風１９号。
さすがに「今回は尋常じゃないな」と感じました。
幸い休みの日で、出勤の心配をしない分、楽でした。まあ平日でも家待機だっただろうけど。

１１日(金)夜、帰宅して夕飯を作る前に、窓にテープ貼りしました。
イギリス国旗か、はたまた戦時中か。こんなことしたの初めて。
我が家は１階は電動シャッター、２階はシャッターがなく二重窓。
２階の東・南・西の窓１０枚に処置しました。
養生テープはないので、マスキングテープで。こんな細いので飛散防止になるのか、でも貼らないよりはマシかと。

１２日(土)朝、６時に起きてニュースをつけたら、午前５時現在の串本町・潮岬灯台が映りました。
高台なのに、灯台上部まで波をかぶる信じられない光景。
同じく今夏訪れた伊勢は水没、志摩や尾鷲も映り他人事と思えません。

飲料水としてストックできるポット、水筒、蓋付きプラボトルなど、できる限り水を準備。
今年は暑くて未だにシャワーでしたが、この秋初めて浴槽にお湯を沸かして入りました。
非常時の飲料水以外に備えて。

２階ベランダの竿２本、両側をしっかり留めてますが、迷った末に外しました。
我が家の窓もそうですが、万が一よそ様のお宅に飛んで傷をつけないために。

家中の通気孔を閉めて、換気をオフにしました。
９月の台風１５号のとき、トイレや洗面所の通気孔の埃が散らばって、掃除が大変だったから。

市が提供した防災ブックやハザードマップを見直し。
いざというとき、すぐ詰められるよう、食料品を含め避難に必要な物を居間に並べました。

刻々と近付く台風と、自然の脅威を目の当たりにする被害状況の放送。
家から一歩も出ず、時間があるのに、普段できないことを進める気分になれません。

２１時ごろから唸るような雨風に。
２階の窓から見ると、雨が煽られるように横に叩きつけ、木が折れそうにしなり、窓辺でも風圧を感じる凄さ。
なんとか停電しないといいけど・・・もちろん我が家だけでなく、日本全体の被害が最小限であるよう祈っていました。

昔から思っている「台風は生き物」
目があるし、時速何キロで進んでくるし、近付くほど本当に荒れまわる。暴れん坊。

２２時に松戸付近。２２時半ごろ急に静かになり、今までの暴風雨が嘘のよう。
暴風域を抜けていないはずなのに、時折風の音が聞こえる程度。雨はすっかり止みました。
我孫子はどんぴしゃ進路予想の中心でしたが、直前でほんの少し左にずれたみたい。
２３時につくば付近。完全に峠を越えました。

さっき０時半に防災あびこの放送が流れました。
避難勧告解除かと思ったら、利根川の水位が氾濫危険に？　まさか。

一級河川・利根川の川幅は、我が家付近でも相当広く、ましてや両側の河川敷もかなり広い。
氾濫するにはノアの洪水なみの雨が降らなければあり得ないと思うけど・・・
それほど酷い雨量だったということ。

我が家は絶対大丈夫な場所なので避難しませんが、とにかく危険な地域の方々や家が無事であってほしいです。
なんとか進路を右に変えて、できるだけ早く海に抜け、東北や北海道に被害が出ませんように。