案の定の反応が多くて、これだものこの国は「発展しない」と改めて思いますなぁ。
この容疑者は、現時点ではあくまで容疑者なわけであって、
一切に渡り「犯人」として認定されていないんだな。
にもかかわらず、この時点で「治療する必要なし」とし、
さっさと処理してしまえという浅ましくさもしい連中は、
豆腐の角に何とやら・・って話。
という、法的解釈論はともかくとして・・。
まぁ実際にこの容疑者が実行犯であることにほぼ間違いはないのだろうが。
問題なのは、改めての犯行動機と、そこに付随する可能性のある
「間接的な第三者の存在有無、または要因」をきちんと解明しないといけないんであり。
場合によっては、もしかすると“共犯者”さえ存在するのかもしれないわけでね。
それさえきちんと調べずに「治療する必要なし」なんて言う者は、
ひょっとすれば共犯者さえ逃し、その上で「さっさと幕引きにしてしまえ・・」
と言ってるような可能性さえある、ってことに気がついてないんだろう。
そのような可能性はなかったとしても、きちんとした動機や背景の解明は、
次の同様な犯罪を抑止するにあたり、有益な素材になり得るのであって、
丁寧な検証を阻害する空気を、単細胞な連中によって醸成するならば、
別な観点で「社会悪」とみなされても仕方あるまいに。
こういう「さっさと風情」が、例えば「公文書の改竄や破棄、隠蔽」、
ごまかしや捏造が蔓延する世の中へと繋がっているわけで。
とりわけ企業が絡む大型事故のような場合、原因解明にあたり
上層部や担当者が隠蔽したり正直に言わないことで、重要な要因は改善されないまま
次の事故を招き続けることを意味する。
世間が該当担当者や経営者なりを、真っ先に糾弾し抹殺する習慣性があるおかげで、
逆に究明解明が健全に行われなくなっている・・という意識がどれだけ皆にあるか!?
本件で「さっさと論調」を口にする者には微塵もないだろうね。
そりゃあ、不祥事も事故も、各種事件も減っていかないだろうさ。
バカな世間が邪魔してるんだから。
一方で・・。
「さっさと始末してしまえ風情」は、誰の命でも等しく救おうという
崇高な使命感を持って職務に当たる「医療関係者達」を思いっきり愚弄、
毀損してることになるわけだからね。
さっさと論で批判する連中は、彼らの背中から撃ち抜いてるのも同義なわけだ。
いい加減、無責任な言説で世の中を覆い、おかしくするなって話だ。。
京アニ放火 容疑者がリハビリ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5818491
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