アタシが、フィリアからすべてを奪おうとしたのは事実。
これは、どうやっても覆すことが出来ない。
正直、アタシのために無理して笑ってくれてるんじゃないかと思う時もままある。
でも、彼女が言うには、これはこういう人生で、もうなんか慣れてしまってるところがある。
少しの不便はあっても、それは生きていく上でしょうがない事だし、受け入れている・・・と。
アタシはアタシの出来ることをしてきた。
少なくとも自分ではそう思っている。
もちろん、手を抜いたり逃げた事も有った。
でも、最低限の事はやって生きてきたつもりではある。
それは、フィリアにもちゃんと伝わっていたと言うか、あいつはちゃんとわかってくれていた。
アタシがやってきたこと、アタシが引き受けてきたことが、アイツを守ることに繋がっていたとあいつは言ってくれた。
まだ、胸を張って生きるにはちょっと頼りないアタシ。
でも、これからもアイツと手を取り合って生きる事は出来そうです。
思っていた以上に、あいつはアタシを恨んでいませんでした。
いや、むしろ全く恨みや妬みは無くて、むしろ感謝すらされていたのには驚きました。
これから、まだまだ辛い事はいっぱいあると思うけど、アタシはアイツのサポートをして、アタシもアイツからサポートしてもらって、何とか生きていければなって思います。
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