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2019年09月27日00:39

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【路面電車】 広島電鉄に乗って来た。(3)

明けて9月19日(木)です。今日は広島駅10時50分発の新幹線で帰京するので、その前に、もう少し広電に乗ります。
八丁堀電停(東京メトロ日比谷線にも八丁堀駅がありますね)の近くに宿をとったので、そこから、江波(えば)行きに乗りました。前日は5両編成にばかり乗ったのですが、今回は如何にも路面電車と言う感じの一両編成。こちらでは「単車」と呼びならわすようで(オートバイみたいですがw)、電停の電光掲示板にも、そのように記載されています。なお、単車には車掌さんは乗務せず、ワンマン運転のようです。
7時台後半の乗車で、広島駅とは反対方向なのですが、車内は高校生・中学生を中心に混雑しており、最初のうちは立ち客もかなり居ました。どこの路面電車(や、ローカル線)でも、高校生は貴重なお客さんですね。
途中の土橋電停までは前日乗った宮島方面と同一ですので、そこから先、電停六つ分が、初めて乗る区間になります。市の中心街から少し外れるのか、道路幅は広いままながら自動車の数が減ってきて、旅人的には快適であります。もっとも、道沿いには建物が並んでいますし、別に過疎地域という訳ではありませんよ。広島駅やJR横川駅にも近いですしね。
さほど時間も掛からずに、江波電停に到着(写真一枚目)。終点ですが線路はあと少しだけ延びていて、車庫が見えています。車両は到着ホームから一旦、車庫に入り、ポイントを切り替えて、向かい側の乗車ホームに入っていく形です。

江波電停からは少し散歩して、江波港や被爆した神社等を眺め、本川沿いに遡って、舟入南町電停(江波の一つ隣)から引き返しました。本日も好天で気持ち良いです。初秋は旅行に良い季節ですねー。
乗った電車は横川駅行きで、土橋電停を経由して、次の十日市町電停で広島方面を東側に分岐、そのまま北上して数分で横川駅です(写真二枚目)。着いてから知ったのですが、「よこかわ」ではなく「よこがわ」と読みます。さすがにJR駅との接続電停だけあって、ドーム状の大きな屋根が付き、確か三番線まである立派な電停でした。ここは2003年に、それまでの電停を100mほど北に延伸し、JR横川駅に直結する形になったのだそうです。21世紀に入ってから、万葉線(富山県高岡市)や福井鉄道など、同種の「少しだけ延伸してJR駅と接続し利便性向上」という路線が増えてきたのは、嬉しい限り。路面電車は旧世紀の遺物で廃線目前、等と言うネガティフな印象をはねのける動きは大歓迎です。

ここからJRに乗れば隣が広島駅ですけど、もう一つ、チェックしておきたいので、広電で引き返します。先ほど車窓から発見した物件がありまして、それが写真三枚目。土橋電停−十日市町電停間で見かけた操車塔です。
前述の通り、この間で北(横川駅)方面と東(広島駅)方面とに分岐するので、嘗ては、ここで係員が手作業でポイントを切り替えていた訳ですね。もちろん、現在は自動化されているので使われていません。
見てみると、特に説明書きの類も無く、エアコンの室外機が付いたままの状態だったりしますので、これは保存されていると言うより、単に放置されているようですね。実は、昨年訪れた函館市電では、説明書き付きで保存管理されている操車塔が存在するので(十字街電停の前。実は保存に当って、わざわざ、少しだけ移設されている)、それと比較して少々寂しい気がします。まあ、撤去されずに往時を偲べるだけでも良し、とすべきでしょうか。

今回は、広電合計35.1kmの営業区間中、25.5kmに乗車しました。内訳は、
 広島駅−広電宮島口;21.5km
 土橋−江波;2.6km
 十日市町−横川駅;1.4km
です。
宮島に渡ったり、江波周辺をウロウロしたりせずに、全てトンボ返りで急げば、今回の日程でも全線に乗れただろう、と思いますが、そんな乗り方をするのでは路面電車王国・広島に申し訳ない(?)ですし、路面電車以外にアストラムライン(新交通システム)にも乗ってみたいので、二回に分けることにしました。
と言う訳で来年にでも、残り9.6kmに乗りに来たいと思います。今回は、これにて!
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