mixiユーザー(id:21895021)

2019年09月24日21:20

38 view

9月25日の誕生花・萩

フォト
9月25日の誕生花と花言葉は、烏麦[からすむぎ](音楽が好き)、ウラギク(追憶)、クジャクソウ(ご機嫌・可憐)、瑠璃苦菜[るりにがな](心は思いのまま)等々があります。今回は、萩[はぎ](鹿鳴草[しかなきぐさ])を取り上げます。花言葉は、「思案」です。

マメ科ハギ属の植物です。秋の七草のひとつで、日本のほぼ全域に生息しています。別名、芽子・生芽(ハギ)、鹿鳴草(しかなきぐさ)とも呼ばれています。万葉集では、宮廷人から庶民まで、もっとも好んで詠われた植物です呼ばれています。
萩の地上部は一部を残して枯死するため、毎年新しい芽を出します。このことから「はえぎ(生え芽)」となり「はぎ」に変化しました。
秋の十五夜(満月の夜)、中秋の名月に、「萩(はぎ)」「薄(すすき)」「月見団子」と一緒に縁側などに置いて、月に供える風習が有名です。
あんこのおもちに「ぼたもち」と「おはぎ」がありますが、実は同じもので、春のお彼岸 に供えるのは、春を代表する花で牡丹の花に似ていることから「牡丹(ぼたん)」にちなんで「牡丹餅」→「ぼたんもち」→「ぼたもち」と呼ばれ、秋のお彼岸 に供えるのは、秋を代表する花の萩の花に似ていることから「萩」にちなんで「萩餅」→「御萩餅」→「御萩(おはぎ)」と呼ばれるようになったそうです。

古くから日本人に親しまれ、『万葉集』では、宮廷人から庶民まで、最も好んで詠われた植物です。

秋ハギと牡鹿のペアの歌が多く、萩の事を詠った歌は、

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
(万葉集 山上憶良)

「秋風は 涼しくなりぬ 馬並(な)めて いざ野に行かな 萩の花見に」
万葉集 作者不詳

「人皆は 萩を秋といふ よし我は 尾花が末(うれ)を 秋とは言はむ」
万葉集 作者不詳

「わが岳(おか)に さを鹿来鳴く 初萩の 花妻問ひに 来鳴くさを鹿」
万葉集 作者不詳

「高円(たかまど)の 野べの秋萩 いたづらに 咲きか散るらむ 見る人なしに」
万葉集 作者不詳

「高円(たかまど)の 野べの秋萩 この頃の 暁(あかつき)露(つゆ)に 咲きにけるかも」
万葉集 大伴家持

「宮人の 袖つけ衣 秋萩に 匂ひよろしき 高円(たかまど)の宮」
万葉集 大伴家持

「指進(さしずみ)の 栗栖(くるす)の小野の 萩の花 花散らむ時にし 行きて手向けむ」
万葉集 作者不詳

「かくのみに ありけるものを 萩の花 咲きてありやと 問いし君はも」
万葉集 余明軍

「道の辺の 小野の夕暮 たちかへり 見てこそゆかめ 秋萩の花」
金槐和歌集 源実朝

「一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月」
松尾芭蕉

「白露を こぼさぬ萩の うねりかな」
松尾芭蕉

「行き行きて たふれ伏すとも 萩の原」
河合曽良(かわいそら)

「わけている 庭しもやがて 野辺なれば 萩の盛りを わがものに見る」
西行法師(さいぎょうほうし)

「萩の風 何か急(せ)かるゝ 何ならむ」
水原秋櫻子(みずはらしゅうおうし)

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する