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2019年09月20日18:17

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来週の日本株の読み筋=底堅い展開か、過熱感も好需給が支え

 来週(24−27日)の東京株式市場で、主要株価指数は底堅い展開か。短期的な過熱感を引きずるものの、好需給が支えとして意識される。

 日経平均株価は9月3日以降ほぼノンストップ(20日時点で12勝1敗)で駆け上がった。米中貿易協議の進展期待などを背景に買い戻しが上昇相場を主導し、同期間の上げ幅は合計1458円に達した。25日移動平均線とのプラスかい離率は20日時点で4.88%と一服したが、19日には5.05%と高値警戒ゾーン(5%以上)に突入した経緯があり、戻り売りへの懸念が残る。

 一方、買い戻し余力に加え、「(海外勢が)日本株のウエート引き上げで中・長期的な資金も流入しているもようだ」(中堅証券)との声も聞かれる。来週は26日が9月末配当の権利付き最終売買日で配当狙いの買いが期待されるほか、機関投資家は受け取る配当金を再投資するため、事前に買い需要を先回りした先物買いも入りやすく、需給は一段と買い方優位に傾く可能性がある。

 スケジュール面では、国内で25日に7月29−30日開催の日銀金融政策決定会合議事録が明らかにされるが、目ぼしい経済指標の発表は予定されていない。一方、海外では23日に米8月シカゴ連銀全米活動指数、24日に独9月Ifo景況感指数、米7月S&PコアロジックCS住宅価格指数、米9月CB消費者信頼感指数、25日に米8月新築住宅販売件数、日米首脳会談が予定され、26日には米4−6月期GDP(確定値)の発表を控える。

 20日の日経平均株価は小幅ながら続伸し、2万2079円(前日比34円高)引け。前場は、買い戻しの流れが続くとともに、9月末の配当権利取りの動きも支えとなり、上げ幅は一時160円に達した。一巡後は3連休を控え、利益確定売りに傾き上げ幅を縮小し、大引け間際には前日終値近辺まで押し戻される場面があった。市場では、「新たな材料が出ないと一段高は難しい。高値もみ合いに入るのか、それとも過熱感を解消してから2段上げに進むのか微妙だ」(準大手証券)との見方も出ていた。

提供:モーニングスター社
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