井上富雄 2019.09.14 渋谷beat cafe

それでは遅くなってしまったが、9/14に渋谷beat cafeに井上さんを見に行
ってきたので、いつものように感想等書いておきたい。

井上さんの弾き語りライブを見るのは昨年の12月以来。今年の６月にもbeat
cafeでやっているが、それには行けなかったので久々だ。会場の前の方に友
人と陣取り開演を待つ。

開演時刻を５分くらい過ぎたところで井上さん登場。いつも弾き語りライブ
だとイスが用意されているのだが、この日はなかったので不思議に思ってい
たところ「座ってやると腰が痛くなるので(笑)」とのことで、スタンディン
グでの弾き語りとなった。

この日は２部構成で、１部は今レコーディングしている曲から、とのこと。
１部では「夜間飛行」が一番良かった。この曲は昔から大好きなので、とう
とうアルバムに収録されるかと思うと感慨深い。
他にも１部でやった「Bridge Over Dawn」「Morning Dew」「虹のかけら」
「今日もこの街に夕暮れが訪れる」といった名曲群も今回が初収録になるの
で、やはり盤の形で残るのは嬉しい。

アルバムのレコーディングはほぼ終わっているそうで、来月の10/25の下北
沢440でのレコ発ライブには間に合いそうとのことで、こちらも楽しみだ。
１部は全８曲で約45分くらいだった。

約15分くらいのインターバルをおいて２部開始。２部はカバーのみの選曲だ
ったのだが、これが面白かった。
イアン・ゴムの「Hold On」、ボビー・チャールズの「Small Town Talk」
あたりはおなじみの選曲で、安定の出来でした。

ルースターズの「夜に濡れたい」には感激。これだけでもこの日来た甲斐が
あるくらい。当初は英語で歌詞も用意していたのだが、いつの間にか柴山さ
んの詞がついていて、その英詞は後でブルートニックで使った、という当時
の貴重な裏話も聞けて嬉しかった。「マジで初めてやる」と言っていたが、
いや凄く良かったです。

ストーンズの「OUT OF TIME」、デイブ・クラーク・ファイブの「BECAUSE」
も良かった。
もう１曲英語の曲がタイトルがわからなかったのがあったのだが、今回はオ
フィシャルがセットリストを早めにあげてくれたのでそれを元に調べたとこ
ろ、Tony Joe Whiteの「As the Crow Flies」と判明。渋いカントリーブル
ースで、こういうのもいいね。

でもこの日一番うけたのは「黒猫のタンゴ」。まさかこんな曲を取り上げる
とは。しかもさわりだけでなく最後まで歌いきり、会場大ウケでした。
なんでもCajun Moon Bandで斎藤ネコさんの誕生日にライブをやった時に、
「猫にまつわる曲を各自持ってこい」ということになって、井上さんが持っ
ていったのがこの曲だったというのと、大江慎也が最初に買ったレコードが
この曲だったというのを思い出したから、とのこと。いや、珍しい曲を聴け
て良かったです。２部も約45分くらい。

アンコールは２回。「ブルートニックやってなかった」と言ってやってくれ
た「The Shadow of Your Smile」と会場からのリクエストに応えての「Do
It Yourself」。そして２回目のアンコールではブルートニックでもよくや
っていたスモーキー・ロビンソンの「Track of My Tears」。いや、良かっ
たです。

そういう訳で約１時間４０分くらいのいいライブでした。この日のライブは
「PEACEVILLE」と銘打っていたが、今日のライブが好評だったのでこのタイ
トルでシリーズ化するとのことで、嬉しい限り。ぜひまた見に来たい。

そして来月の10/25の下北沢440でのレコ発ライブにも、もちろんかけつける
つもり。こちらはバンド編成でのライブなので、今から楽しみだ。

井上富雄 2019.09.14 渋谷beat cafe
（第１部）
01.Bridge Over Dawn
02.Across the City 2019
03.Morning Dew
04.甘い夜風に誘われて
05.夜間飛行
06.上昇気流
07.虹のかけら
08.今日もこの街に夕暮れが訪れる
（第２部）
09.Hold On
10.Because
11.夜に濡れたい
12.黒猫のタンゴ
13.OUT OF TIME
14.As the Crow Flies
15.Small Town Talk
（アンコール１）
16.The Shadow of Your Smile
17.Do It Yourself
（アンコール２）
18.Track of My Tears