全国一斉の学力テストの結果分析や国語審議会等の調査結果等で、「日本語の読解力が落ちている」と指摘されることがあります。
ですが、態々テストのような仰々しい事をしなくても、読解力無い人が多いなあと思う事例も見かけます。
今日もTwitterを見た時に、こんな投稿を見かけました。
以下、引用です。
「香川県民にとっての丸亀製麺
北海道民にとっての花畑牧場
広島県民にとっての「広島焼き」全般
福岡県民にとっての「東京ひよ子」
宮城県民にとっての「ジェネリック萩の月」
多分こんな感じかな。他にもありそう」
引用終わり。
要は、地元に無関係の他所者が勝手に商品化たものを如何にも「ご当地グルメ」面して売り出され、地元民の不興を買っていると思われるものを列記しています。
ただし、「東京ひよ子」に関しては投稿者が誤解していて、福岡の業者が東京に進出して販路を拡大した結果です。
福岡の人間がカチンと来るのは、東京の人間が「地元の名産品」として吹聴するときです。
で、この投稿に対して、
「◯◯県なら××ですね」(それ、本物のご当地グルメでしょ)
「××は◯◯県のものじゃないだろ」(だから、投稿者はそれを指摘しているんだろうが)
等々頓珍漢なレスが付くわ付くわ。
それから、この投稿は商品の出自を問題にしているのであって、商品の美味い不味いも論点ではありません。
どうしてこういう投稿が出来るのだろうかと首を傾げるものが沢山ありました。
といいつつ、私も一つ読み違いをしていました。
私自身は、投稿者が列記した業者に対して、批判とまでは言わなくてもネガテイブなニュアンスを含めて書いたものだと考えていましたが、本人の説明では事実関係を淡々と書いただけ、との事です。
日本語は難しい。
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