朝方まで降り続けてた雨も上がり加減の相模っ原は昼下がりにてございます
そんなコトより房総半島の方では停電断水のトコへ昨夜からまたもや大雨に祟られてたみたいでありまする
東電の不手際ってコトもありましょうが手も足も見えてこないのが夜な夜な赤坂辺りでマスコミ幹部連と呑み食いしておるネトウヨ内閣の一派連中でございます
あの輩の悪口云うのも腹立たしいところへ千葉県知事の元タレントもネット上の情報ではほとんど露出がありませぬ彼は何してるのでございましょう
あゝそれなのにそれなのに内閣改造した後の各メディアによる世論調査では内閣支持率が上がったなんてな噂が出回っておりまする
一体何がド〜してコ〜なるのか現代ニッホンの七不思議でございますな
それはそれとして堀辰雄の秀作「風立ちぬ」を昨日読了いたしましたので四十年ぶりの読み直しと申せましょうか
男女の恋愛が日記形式で書かれておりまするがド〜にも初めて読んだ気分ではありましたもののどこかで見た聞いた読んだ話だと思いながら読んでおりました
もちろん「風立ちぬ」が書かれたのは昭和11年から13年にかけてでございますが戦前の医療現場の貧しさまで表わしておりまする
胸の疾患により療養生活を送る彼女を看病する彼氏は商売が物書き屋なのか八ヶ岳の麓に在るサナトリウムにも帯同いたしまする
彼女の症状は末期みたいで悲惨な終幕を迎えると思いきや後半は彼女が亡くなった後に信州野尻湖畔の別荘を借りて生活する彼の彼女の幻を追う回帰録風の如き展開でありました
読み終えてつらつらと考えまするに闘病生活の彼女を励まし最期を看取った彼の名は「マコ」じゃありませぬか
「そーなんですよ川崎さん」四五十年前の日活映画「愛と死を見つめて」の物語にソックリでございました
主役のミコを演じたのが吉永小百合なのは確かでありますが彼氏のマコ役は浜田光男だったのか調べておりませぬが一大旋風を起こした邦画作品でございました
この国の映画界が俗化して堕落する以前の全盛時代の作品でありましたな
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