今日もドンヨリっとした空模様から舞い込む秋風が寒いくらいの相模っ原でございます
二畳間の窓を閉める前にユニクロ製のジャージ上着を着込んで見ましたものの寒いのは寒いので窓ガラスを閉め切って丁度良い塩梅になりました
早いものでつい数日前まで暑いの暑くないのと不平タラタラしてたくせに今日は早くも寒い寒いとは何処まで我儘で自分勝手に傲慢なる人間でございましょうな
それはそれとして子供たちの歌声が先ほど聞こえてきたばかりの昼下がりでありますが間違いなくお隣の棟からに違いありませぬ
眼下に広がる芝生広場で男の子と女の子がママゴト遊びをしてたり「母ちゃんタッダイマー!」との大きな声が聞こえた今年の夏でございました
近くに昔から在る幼稚園児たちの遊ぶ声ではございませぬので夏前にでも引っ越して来た一家のお子達でありましょう
限界集落化しつつある相模っ原の集合住宅と云うか昭和団地には珍しい元気な子供たちの屈託のない笑い声に癒される今日この頃のアタシでもありまする
それにしてもアタシは梶井基次郎の短編数編を飛ばし読みしてしまいましたな
今のアタシ的には暗くて重すぎる作品ばかりと申しましょうか筑摩書房の現代文学大系35の編集意図なのかウーン!?でございました
今日からは現代文学大系35に梶井と共に収められている堀辰雄の読み返しを始めたアタシでありまする
堀辰雄と云えば「風立ちぬ」でございますが三四十年前に読んでいたのか自分でも不思議なくらいに作品の内容に覚えがございませぬ
脳が老化してるから忘れてるのだとかの話ではなくて記憶の底底にもストーリーの端々も残っておりませぬ
こりゃあ大変な老化現象なのか三四十年前に実は読んでなかったのか自分で心配になるほどの一大事でありまする
判ったのは歳喰った今のアタシは私的感情や感慨を丹念に書き上げた私小説が苦手なのではアルマーニの一言でございますな
ログインしてコメントを確認・投稿する