mixiユーザー(id:64212523)

2019年09月14日12:36

141 view

これからの台風

停電、各市区町村の復旧見通し
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5788105

 本州に到達する台風は毎年必ずいくつかはある。中心の気圧が960hPa代で通過していくということがどういうことなのかということは今回の台風でもよく分かった。基本的にこの規模で台風が上陸する時代になってしまったということ。


 地球温暖化を懸念する声はもう数十年前から上がっていたけれども、我々は横目で気にしつつも何か別のものを追いかけ続けて来て今に至る。イギリスで産業革命が起こり出して後200〜300年かけて地球人全体で競争をあおりあおられる形を伴って燃やし続けてきた化石燃料の累計が地表付近の熱エネルギーを上げ続けてきている。巡り巡って海水の温度は上がり地球規模で言われてきた異常気象の方についには変遷を遂げて今や気象はまさに異常なものになってしまった。今、地球規模で一致団結出来たとしても後戻りの効かない段階にまで到達した感のある現在なので来年もまた、いや、今年この秋にもまた列島を縦に横に通過する台風が千葉を蹴散らしたように上陸地を蹴散らしていくことになるのだろう。


 東日本震災でもそうだったが今回も改めて電気ガス水道といったいずれも化石燃料に頼りきりの暮らしがあからさまになったと同時にもろい現代の文明を痛感する。太陽や大気大地よりも人間の快適さの方が優先するまでに発展した都会的な暮らしが隅々にまで行き渡る歴史の果てに居て数日間停電しただけで命を落とすまでのことになるこの暮らしの脆弱さと巡り巡る自然と命と文明の矛盾をどうしても感じざるを得ない。


 時の政権が内閣改造を敢行して気を新たに挑もうとする政治のその先にもまた、生命にとっては矛盾をはらんだ展開が続くばかり。金が回れば解決するというものではない問題が薄気味悪く全容を明確にすることもなくただ解り難いままずっと足元に横たわっている。このぬかるんだ地球的規模の生命を脅かす何かがデフレの本当の原因なんだろうとぼんやりと感じながら結局今日もせっせと化石燃料のお世話になりながらお仕事にいそしむ。


 こういう私のちっぽけな矛盾がこれからも台風を大きく大きく育て続けて行くということ。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する