97.

９月７日

「通りの自分の側」

　私たちは道路の自分の側の掃除をするためにやってきたのだ。掃除が終わるまでは私たちは何一つ有意義なことはできない。私たちは相手がすべきことは何かを伝えるためにやってきたのではない。従って話は相手の欠点ではなく、自分の欠点だけに絞られる。

アルコホーリクス・アノニマス　112ページ

　酒を止めてすぐ、父に埋め合わせをした。しかしそのころはいつも、自分のトラブルのすべてを父のせいにして非難していたので、耳を傾けてもらえなかった。数カ月経ってもう一度父に埋め合わせをした。今度は手紙を書いた。その中では、父を責めることも、父の落ち度に触れることもしなかった。効果があった。そしてやっと私も理解できた。自分の側のことの責任はすべて自分にあることを。神とＡＡのおかげで、今日一日すっきりと生きることができる。

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「今日を新たに」　2004年5月31日　翻訳改訂版発行
ＡＡ日本ゼネラルサービスオフィス（ＪＳＯ）発行

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９月７日

　ＡＡプログラムには、このような信条もある。“気楽にいこう”。このことはＡＡの内外で持ち上がる問題に余り夢中になって熱しないように、ＡＡの中でベストを尽くしながら、リラックスしてＡＡに通い続けることを意味している。私たちアルコホーリクは、どちらかと言えば感情的な人々であり、今までの生き方のほとんどすべてにおいて、極端になる傾向があった。私たちは多くの事柄において、中庸であることができなかった。リラックスするということを知らなかったのだ。ハイヤーパワーに対する信仰は、気楽に生きることを助けてくれる。私が世界を動かしているのではない。私は無数の人々の中のほんの一人なのだ。私たちは普通の生活を普通に生きるようになり始めている。ＡＡの経験から、“気楽にいこう”を学んだのだ。

　私は気楽に生きることを学んだか？

黙想

「全知全能なる神はあなたの砦であり、安全な住まいである」安全な住まいとは、神のスピリット（霊）の愛の保護を意味している。どうにもならない問題や困難に人が苦しむとき、その人が一番必要とするものは、心配から解放され重荷を下ろしてゆっくりと休める場所、砦に囲まれた住まいである。「神は私の砦」と呟くとよい。この言葉の真理が私の魂の奥深くに染み渡るまで言い続けよう。その意味を知り、信じられるまで、この言葉を口にしよう。神が本当に私の砦であるなら、本質的には私を恐れさせるもの、また落胆させるものは何もないはずである。

祈り

　日々、あなたを私の砦としていたい、恐れから解放され、平和と安全に私の魂が満たされますように。あなたのスピリットに抱かれている深い安心感を与えて下さい。

ホームカミング社　「一日二十四時間」より


※私の独り言※　「私たちは道路の自分の側だけの掃除をする」これを聞いて私は今はまだできないにしても、その通りかもしれない、と感じたことを覚えています。相手への非難の気持ちをとりあえず置いておいて。できるならその気持ちはゆるしに置き換えながら。けれど自分のやったことだけを問題にするということを私たちにはできるのか、それが大きな課題でした。

相手にどうして欲しかった、それを抜きに自分の相手に対する行動の本質的な過ちを認めていくこと、おそらくそれが埋め合わせの基本に来るものでしょう。どれほどやりにくいと感じても、それなら本当にそうできるまで待つ必要があるはずです。それ以前に埋め合わせに手をつけるなら、｢埋め合わせ以前の埋め合わせ｣になってしまうでしょう。



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山口、ＡＡ宇部グループ　　Mike（マイク）