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2019年09月02日23:15

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「花火・木槿」俳句 &9/8(日)句会募集

9月の句会は、9月8日(日) 13時集合。
●兼題は「花野」と「夜長、長き夜」の2題です。
3〜7句つくってきてください。
参加費:\1,000
※参加する方のみ9/7(土)までにメールください。
皆様のご参加、お待ちしております。
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次次回の句会は、10月13日(日) 13時集合
兼題「初紅葉」と「百舌、百舌鳥、鵙」です。
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以下
8/4(日)開催の「花火・木槿」俳句です。

手花火の消えど光は残りけり
夕闇の木槿の家の静かなり
藍の空染め抜く花火の粋な紋   tyama
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キムチ売る女や駅裏白木槿
シリウスも見降ろしをるや遠花火
風立ちて空家を守る夕木槿
一日を絞りて仕舞ふ夕木槿
手花火に照らされ美しや君の顔
どんと来て花は後咲き遠花火
危世を見つめ揺れ立つ白木槿  ヨッシー
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砂浜に昨日の花火枯れ一輪
美少女の歩道の向こう木槿咲く
就活の終わりを知りてむくげ咲く
生垣を刈りて顔出すむくげかな
駄句を生む紙面に影さすむくげかな
じゅっという生きた花火の証かな
花火消え空より落つる闇の幕  にゃんきち
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散らばれば水より光る花火かな
大輪の花火見下ろす諏訪湖かな
音ひとつ閃光無限揚花火
火薬の香まつげに沁みる花火かな
天を衝き腹に響くや揚花火
今日だけは満月かすむ揚花火
ため息の染み込む路地や白木槿   有莉
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究極に近づけたかと揚花火
花火果つ虚空見上げて帰りけむ
揚花火いまだ身竦む老母かな
むくげ咲き笑顔のままで落ちにけり
天幕に包み込むなり花火上ぐ    f検定
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後の世へ一石投じる花火かな
望郷の思いが一つ遠花火
花火散るその身を焦せ若者よ
手花火とライターひとつ庭の隅
天翔ける花火はふたつ身はひとつ
花火散る闇夜に浮かぶ摩天楼
木槿垣向こう側とこちら側     永吉
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彼岸とは消ゆる花火の夢のなか
漆黒が降り積む花火受けとめり
白木槿あなたに嘘はつけませぬ   雅昭
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焦がれても線香花火場所のなし
さまで音なければ花火泣かぬのに
焦がれても果たせずにいる花火かな 真実
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どんと鳴る打揚げ花火絵曼荼羅
鼠花火追ひかける泣き声逃げる
花火大会両国駅に客あふれ
木槿咲く遠野訛りの語り部婆(ばあ)
高麗神社庭に寄進の花むくげ
大川の大花火呼ぶ英霊を
日韓の国交険し木槿咲けど     霧海
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狂気めくキメラ実験へび花火
ドラゴン花火火を吐く竜におよばざる
花びらの襞の彫琢木槿美し
仕事帰り坂の途中の大花火
隅田川花火の照らす船の影
どこからでも円弧描ききる大花火
大太鼓小太鼓打つや揚花火
大花火シロップ色に赤黄青
花木槿アンテナ宙へ傘拡げ
魔閃光ピッコロ放つ木槿蕊
花木槿鼻高々に天見据え
はちきれんばかりに木槿日を浴びて
ピノッキオ鼻を伸ばして花木槿
手花火や短かき火花カタルシス
命終へ線香花火の火玉垂る
影描かぬ日本画の如揚花火
雨祓う祈り天まで揚花火    サンダル
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