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2019年09月02日21:47

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9月3日の誕生花・瓢箪(ひょうたん)

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9月3日の誕生花と花言葉は、アザミ〈白〉(自立心)、カラジューム(喜び)、マーガレット(心に秘めた愛)、ダリア(エレガンスと品位,移り気)サルビア〈青〉(永遠に貴方のもの)等々があります。今回は、瓢箪[ヒョウタン]を取り上げます。花言葉は、「繁栄・利得・夢」です。

ウリ科ユウガオ属の植物です。葫蘆(ころ)とも呼ばれています。植物のヒョウタンの実を加工して作られる容器も「ひょうたん」と呼ばれています。学名の属名「 Lagenaria」は、ギリシャ語のフラスコ・瓶の意味で(Lagenos)に由来しています。
最古の栽培植物の一つで、原産地のアフリカから食用や加工材料として全世界に広まったと考えられています。乾燥した種子は耐久性が強く、海水にさらされた場合でも発芽する率は高いです。かつては、実を乾かして水筒や酒の貯蔵に利用されていたいました。表面に微細な穴があるために水蒸気が漏れ出し、気化熱が奪われるため中身が気温より低く保たれる特性で非常に利便性が高く重宝されてきました。
中国では、ヒョウタンの中に別世界があり、道教の八仙の一人鉄拐(てっかい)仙人はその霊気で不老長寿を保つとされ、漢方医のシンボルとして、かつて魔除(まよ)けや御守りに使われてきました。孫悟空がヒョウタ ンの中に吸い込まれたり、「ヒョウタンから駒(こま)が出る」という日本のことわざも、ヒョウタンの中に別世界がある考えに基づいています。
日本の文献では、『日本書紀』(仁徳天皇11年=323年)の記述の中で瓢(ひさご)として初めて登場し、茨田堤を築く際、水神へ人身御供として捧げられそうになった男が、ヒョウタンを使った頓智で難を逃れたという逸話として紹介されています。
利便性の高さからか、縁起物として、羽柴秀吉の千成瓢箪に代表されるように多くの武将の旗印や馬印などの意匠として用いられ、「瓢箪は、三つで三拍(三瓢)子揃って縁起が良い、六つで無病(六瓢)息災」と言われ、掛け軸や器、染め物等々にも使用されてきました。現在でも大阪府の府章は、千成瓢箪をイメ ージしたデザインです。
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