消費増税・軽減税率は地獄への入り口である理由

消費増税・軽減税率の開始予定まで１か月となりました。
ついに来るところまで来てしまったという感じです。
もう始まることが前提のような雰囲気になっていますが
今からでも遅くはありません。
しっかり声を上げてしかるべきところに伝えれば、中止
させることもできます。

簡単に書きますが、消費増税・軽減税率を実施させるか
どうかは「官僚」と「国民」の戦いだと思ってください。

官僚は主には財務省官僚のことです。
ここがその仕組みを作っています。
もちろん、現政権の安倍政権がその実施を了承したから
実施されるわけですので、安倍政権も財務省と共謀して
いるようなものです。

安倍政権は国民の代表でもありますので、本来、
私たちの父親のような存在であり、父親は子供を
守るべきですが、政権の任期が終盤の今は、
安倍政権は、自分のやってきた仕事の集大成として
成功を演出しようと必死になります。
また、安倍政権の最後の大仕事というか、当初から
悲願であった憲法改正の達成という仕事が残って
いるため、特にこの達成のためには、莫大な予算が
必要ということで、財務省を説得して過去最大の
予算を組みました。
（もちろん、私たちの税金を使ってのことです。）

財務省は財務省で、安倍政権のわがままを聞く
代わりに、自分たちの悲願である消費増税・
軽減税率・インボイスという仕組みの実現を
安倍政権から取り付けました。
これこそが地獄の増税の仕組みというわけであり、
国民を地獄へと導くための入り口になります。
まず、一般消費者に１０％、１５％、２０％以上と
益々税率を上げていくための土台となります。
増税だけでも大変な中、軽減税率という複雑怪奇な
仕組みによって、これは税率8%と10%が世の中の
商品やサービスに混在し、消費において非常に
手間が増え、さらに事業者側もレシートや経理作業に
かなりの手間が増えることになります。

また、追い打ちをかけるように、苦しくとも必死で
頑張っている小さな事業者を切り捨てるインボイスと
いう仕組みも２０２０年から実質的に作動するような
仕組みが組み込まれています。
つまり、苦しいながらも、日本の経済を下側から支えて
いる一般国民すべてに足かせをはめて、さらに厳しく
取り締まり、重い増税を課していくための仕組みです。

私たちは今すぐにでもそれを理解して、中止させないと
取り返しのつかないことになります。
一度でも始めさせてしまうと、もう二度と後戻りができ
ないと思ってください。
香港の人たちも今、自分たちの権利を守ろうと必死に
戦っています。
私たちも今まさに自分たちの権利が奪われ、地獄の
増税の仕組みへと巻き込まれる直前に来ています。
当然、私たち自身が傍観していても、意味がなく
そのまま実施されるだけです。
それは、財務省の思惑どおりです。
この消費増税・軽減税率をまんまと実施させた場合、
財務省はその関連の天下り組織をこれでもかというほど
構築し、将来まで安泰な環境を作り上げることでしょう。
もちろん、それは財務省の権力をさらに強めさせて
しまうことになるので、国民はさらなる増税に苦しめ
られ続けることになります。

現段階では消費増税は必要ありません。
アベノミクスという為替操作で恩恵を受けた企業は
たくさんのお金が内部保留しています。
本来、そこに適切な法人税を課せば、それで済む話です。
それにもかかわらず、安倍政権はトヨタなど大企業優遇の
ために、むしろ法人税を最小限にまで下げて機嫌取りを
しました。
その結果、安倍政権の総仕上げのための莫大な予算の
ために、どこかから税金を工面する必要があり、その
どこかというのが国民から消費税ということです。

社会福祉など、国民目線で消費増税を行なうわけでは
ないことを知らなければいけません。
そして怒らねければなりません。

財務省や安倍政権はこれまで公文書を改ざんしたり
破棄したり、その他、嘘を吐くなど身勝手極まりない
ことをしてきました。

一方、国民には、消費増税してしかも軽減税率や
インボイスによって、さらに増税し、厳しく管理して
やろう、としているわけです。

これを怒らずしていつ怒るというのでしょうか。

財務省、および安倍政権の財務大臣（麻生太郎大臣）に
とにかく皆が直接、訴えることです。
中止に追い込まなければ、ここで地獄の増税が始まる
ことを一人一人が自分のことだと認識して行動しなければ
いけない時が今まさに来ているのです。

一応、抗議するための窓口を書いておきます。
（財務省は返信期日を書いておくと基本的に返信してくれます）

財務省
https://www2.mof.go.jp/enquete/ja/

自民党（安倍政権）
https://www.jimin.jp/voice/