https://www.pravda.ru/news/society/1431551-shaman/
本題はシャーマン民族間の対立だが、私の関心は、そもそもシャーマニズムを信仰する部族がこうして政治に関与するだけのパワーを持っていることに、ロシアへの敬意を表する。ソ連時代は無神論国家としてあらゆる宗教(キリスト教もイスラム教も関係なく)を迫害してきたが、そうは言ってもめちゃくちゃ広い国土、特にカラムイクやブリヤートなどの極東自治共和国は、そうそうモスクワから目が届く地域ではない。このような少数シャーマニズム民族も政治的発言権があるということが素晴らしい。
かつて日本は、青森のイタコやアイヌ民族などでシャーマニズムの宗教文明が深く進攻され、東洋宗教の文明が豊かな国であった。しかしそれらの風習はほとんど絶滅している。むしろ東洋の宗教文明を特徴づけるシャーマニズムがしっかりと残っているロシアは素晴らしいと思う。
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