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2019年08月26日22:59

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よたよた日記237「トントン表紙」

■「mc Sister」「Fine」「宝島」…あなたが影響を受けた“雑誌”教えてください!
(TOKYO FM + - 08月24日 14:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=257&from=diary&id=5760669

「俺が一番影響を受けたのは装丁がかっちりできていた雑誌だなあ」
「ん?ハードカバーの雑誌って何かあったっけ?」
「ハードカバーじゃなくてビニールでぴっちり覆われてるほうの雑誌だよ」
「、、、あのなあ、いったいビニ本にどんな影響を受けたっていうんだよ!」
「そりゃあ、、、、まあ、、、その、、、いろんな悪影響ってやつをさあ、、、」

自分が一番影響を受けたのは20歳前後の時によく読んでいた「話の特集」かな
当時はまだ新進気鋭だったクリエーターたちや矢崎さんの周りに集まった自由闊達な精神を持った有志達の熱気や心意気に痺れ憧れた
あれから50年近くが経って当時のメンバーがどんどんいなくなり、気が付けば今は火が消えたような寂しさだ。

今日は前の職場に制服を返し給料明細を受け取りその足でイオン徳島まで「ロケットマン」を観に行ってきた。午後2時すぎの上映回は70席ほどのホールに10人余りの入り。ほぼ自分たちと同年配で男女比は半々という感じ。

暗くて痛い場面が多いという前評判だったがそれほどでもなかった。たとえそんなシーンでも必ずエルトンの歌がかぶさって流れて来るので必ず救いがある。テーマがしっかりしていて本の流れやセリフにも破綻がない。場面転換もスムーズで引っかかるところもない。重いテーマだが慎重に丁寧に扱われているのでわかりやすい。しかも上質のエンターテインメントに仕上がっている。

伊丹十三は次のように語っている。
「私はなにも衣裳は高価な物でなければならない、なんていってるわけじゃないのよ。平均以下の、安物の、古着の、あり物ばかりの遣り繰りだけではドラマはできない、ということを私はいっている」

この映画の衣装は本物を真似ながらもすべて新デザインの新作であるらしい。コスチュームだけでなく物語の時系列を入れ替えて場面の密度を高めたりキャラクターに「盛り」を加えてよりドラマティックに仕立てるなどの創意工夫を重ねていることが自分みたいな映画の素人にもわかる。
「ロケットマン」はエルトンの半生をありきたりになぞっただけのイージーな作品ではないのだ。

伊丹十三が言うように「あり物ばかりの遣り繰り」ばかりではこのような作品は作れない。オルタナティブなものを追求するフレッチャー監督とエルトンを演じたタロン・エジャートンの才能と努力に驚かされた。評価は5点満点で4点前後というのが多いようだが自分はエルトンのファンなのでもちろん5点。

嬉しかったのは三つの事

キキ・ディーとの「Don't go breaking myheart」が2回も流れたこと
エンディングのは誰が歌ってるんだろう


好きで昔よく見ていたロバート・ダウニー・ジュニアが出ているPVの「I want love」が冒頭付近でいきなり流れたこと



映画では使われなかったけど今でも時々は見ているジャスティン・ティンバーレイクが出ているPV「This Train Don't Stop There Anymore」が「ロケットマン」と少なからずでつながっていることが再確認できたこと


これだけ嬉しいことが重なれば「ロケットマン」に満点をつけないわけにはいかない



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