mixiユーザー(id:6393203)

2019年08月26日21:14

38 view

アマゾン森林火災、ブラジル軍機が散水活動 国際的な批判受け

アマゾン森林火災、ブラジル軍機が散水活動 国際的な批判受け
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5762840

>>>>>
[ブラジリア/ポルトベリョ 25日 ロイター] - ブラジルのアマゾン地域の大規模な森林火災で、ブラジル軍の戦闘機がロンドニア州の上空から散水に着手した。森林火災にブラジル政府が何の対処もしていないとの批判が世論や世界の指導者たちから高まっていた。


ブラジル大統領府スポークスマンによると、ボルソナロ大統領はアマゾンの地元政府からの支援要請に応じ、軍に対し25日時点で計7州への消火任務を命令。国防省が24日夜公表したビデオ映像では、軍機が煙の雲を抜けながら森林に散水していた。


ブラジル国立宇宙研究所によると、ブラジルでは24日までに8万件近い森林火災が確認されており、少なくとも2013年以降で最多となっている。


ボルソナロ氏はツイッターに、イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談の後、航空機1機を含む消火支援の申し出があり、受け入れたと投稿した。


ただ、ブラジル政府はロンドニア州以外の消火活動の詳細はまったく明らかにしていない。国防省は24日の会見で、4万4000人の部隊をアマゾン地域に派遣することができると表明したが、どれぐらいの人数がどこで何をするかについては明らかにしなかった。


アマゾンは世界最大の熱帯雨林で、大量の二酸化炭素を吸収するため地球温暖化阻止に重要と見なされている。地球の酸素の20%を作りだしてもいる。


森林火災の拡大に国際的な批判が高まっており、フランスで開かれている先進7カ国首脳会議(G7サミット)でも各国首脳から深刻な懸念の声が相次いだ。


ブラジルの研究者からは、アマゾンの熱帯雨林は生態系の20ー25%が破壊されると自己復元力を失うとの指摘が出ている。
>>>>>

大火災で失われるものは、多様な生態系、原住民の文化、地球環境の悪化など様々である。特に地球の肺と呼ばれ世界的な大気への影響度も強いアマゾンであるなら、世界中の懸念も当然だろう。もしかしたら我々は窒息して滅びるのではないか、と危惧するのも決して杞憂ではない。

だからといって、これがブラジルだけの問題のはずもなく、さんざん好き勝手に自然破壊してきた先進国のエゴを後進国に押し付けるのもどうか。全員で守らなければならない地球であるのは確かだが、その負担が平等(イクオリティ)であるのは、フェア(公平)ではあるまい。

当然ながら自然が全人類の財産なら、それを守る事には相当の対価を払うべき時代に来ている。搾取するという経済体制が見直さられる時代が到来していると言っていいはずだ。

これは何も資源だけの話ではない。市場でさえ、現在の経済は搾取型であり、太古の人類の行ってきた狩猟時代とそう変わらない。もし歴史が繰り返すなら、個体発生が系統発生を繰り返すなら、経済も狩猟型から農耕型に移行しても不思議はない。

少なくとも、中国という市場が円熟し、残された場所はアフリカしか残っていない。その地域の後は、どこにも残っていないのである。これまで新しい市場を見つけて発展する形で資本主義は発展してきた。この狩猟型資本主義は、しかし、限界が見え始めている。

ヨーロッパでは既に環境への価値を重く見ている。かつてCO2排出取引という考えがあった。この考えは、自然環境にお金を投資するという意味では注目に値したが、逆に言えば、先進国が後進国にお金を払う変わりに更に環境破壊ができる免罪符でしかなかった。

だから、メインストリームになることなく廃れたのはよい結果である。ではどうなるのだろうか。どうすれば自然環境へお金が循環する仕組みが作れるか。関税のように自然環境への負担が課税ができるようになればいいが、では誰がどう評価するのか、という話になる。それは新しい利権であるから、恐らく上手くいかない。

だが、お金を動かす以上、課税という形でしか資金の投入はできないような気もするし、その考え方、発想が既に古すぎる気もする。何もかもが上手く回り始める好循環を作り出すのは難しいのか、悪筋でも手を付けるべきなのか。

なにより、その投資がリターンできる形になるのが望ましい。アマゾンが世界中に酸素を供給しても、だれもお金は払わないだろう。だからといって、肉牛を育てるために焼き尽くされるのが人類の明るい未来を約束するとも思えない。

貧困と繁栄のトレードオフの中に、自然環境が組み込まれてきた。どうすれば、アマゾンの森林は利益を生み出すのだろう。それが見つからなければ、何度も焼き尽くされる事になる。いつか、その再生能力を超えた時、急激に砂漠化するだろう。

なにより温暖化による異常気象というか、天候の局地化、顕著化が激しくなっている。痛めつけられた森林がそれに耐えうるか。それが世界規模で起きる。ヨーロッパを襲う強烈な熱波、アメリカの農業は地下水でなんとか持っているが、もし水の循環が枯渇すればどうなるのか。

もし穀倉地帯を大規模な異常気象が襲えば世界中が混乱する。物資を略奪するために戦争が起きるかもしれない。ローマの昔に蛮族が進入したように近代兵器を持った軍隊が動くかもしれない。

分かっているのに止められない、そういう恐怖を象徴する事象だろう。








0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年08月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031